楽天モバイル0円廃止後、サブ利用者の3割は乗換え検討。乗換え先はpovoが最多

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    2022年7月で基本料金0円のプラン提供を終了した楽天モバイルの利用者に、今後の利用継続意向や乗り換え先候補などを聞いた「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」の結果をMMD研究所が発表しました。

    楽天モバイル、サブ利用回線としてシェアトップ

    MMD研究所の「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」は、楽天モバイルがデータ使用量3GBまでの月額料金0円を終了する前の2022年6月10日から13日の期間、18歳~69歳の男女を対象にインターネットで実施し、25,000人から有効回答を得ています。
     
    通信契約をしているスマートフォンをメインで利用している22,770人が、メインで利用している通信サービス(グラフ左)は、NTTドコモ(29.4%)、au(19.0%)、ソフトバンク(12.2%)、Rakuten UN-LIMIT(8.2%)で、オンライン専用プランのahamo(4.5%)、povo(1.9%)、LINEMO(0.9%)を合わせた4キャリアの合計は75.9%でした。
     
    キャリアサブブランドのY!mobile(8.7%)、UQ mobile(5.7%)を加えると90.4%で、MVNOは9.6%でした。
     

    通信契約をしているスマートフォンをサブ利用している2,156人がサブ利用している通信サービス(グラフ右)は、Rakuten UN-LIMITが20.0%で最多でした。
     
    NTTドコモ(18.4%)、au(14.4%)、ソフトバンクSoftBank(9.9%)、ahamo(2.8%)、povo(3.9%)、LINEMO(2.3%)を加えた4キャリア合計は71.8%で、サブブランドのY!mobile(6.1%)、UQ mobile(4.3%)を加えると82.2%で、MVNOは17.8%でした。
     
    「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」MMD研究所
     

    利用データ量は「1GB以下」が最多

    Rakuten UN-LIMITのメイン利用者(n=1,872)とサブ利用者(n=432)に、直近で利用した月間データ容量を聞いた結果が以下のグラフです。
     
    メイン利用者(グラフ上段)は、「1GB以下」が最多で48.9%と半数弱でした。以下「2GB~5GB」22.1%、「21GB以上」10.7%と続きました。「利用していない」は2.7%でした。
     
    サブ利用者(グラフ下段)は、「1GB以下」が62.8%と6割を超えて最多、以下「2GB~5GB」9.9%、「21GB以上」8.2%と続きます。「利用していない」は11.1%でした。
     
    「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」MMD研究所
     

    メイン利用者は65%が利用継続、サブ利用者は3割が乗り換え検討

    Rakuten UN-LIMITは、2022年7月から3GBまでの月額料金が0円から990円(税抜)に変わる(10月まではポイント還元等で実質無料)ことを踏まえ、今後の利用意向を、メイン利用者とサブ利用者に尋ねた結果が以下のグラフです。
     
    メイン利用者は「継続して利用する」が65.4%で6割を超え最多、「他の通信会社への乗り換えを検討している」が29.0%、「解約を検討している」が5.7%という結果でした。
     
    サブ利用者は、「継続して利用する」が34.6%、「他の通信会社への乗り換えを検討している」が32.7%、「解約を検討している」が32.6%と、回答がほぼ均等に分かれる結果となりました。
     
    「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」MMD研究所
     

    乗り換え検討者の約7割は乗り換え先を決定済み

    他社への乗り換えを検討しているRakuten UN-LIMIT利用者が、乗り換え検討先の通信会社を決めている割合は、メイン利用者(n=542)では67.1%、サブ利用者(n=141)では75.4%でした。
     
    メイン利用者、サブ利用者ともに7割前後が乗り換え先を決めています。
     
    「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」MMD研究所
     

    乗り換え先候補はpovoが最多

    乗り換え先を決めているRakuten UN-LIMIT利用者が、乗り換え先として検討している通信サービスの上位は以下のとおりです。
     
    Rakuten UN-LIMITメイン利用者(n=364)は、povoが36.8%で最多でした。以下、UQ mobile(9.1%)、OCN モバイル ONE(7.8%)、LINEMO(3GB)(7.7%)、Y!mobile(7.1%)と続いています。
     
    サブ利用者(n=107)でも、povoが44.0%で最多でした。以下、LINEMO(3GB)(11.2%)、ソフトバンク(5.6%)、au(4.7%)、mineo(4.7%)と続いています。
     
    トッピング方式を導入し、基本料金0円で回線を維持できるpovoが、Rakuten UN-LIMIT利用者の乗り換え先として4割前後と、2位以下を引き離して最有力となっています。
     
    「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」MMD研究所
     
     
    Source:MMD研究所
    (hato)

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