ソニー LinkBuds Sを分解し、搭載部品を報告
52Audioが、ソニー LinkBuds Sを分解し、搭載部品を報告しました。
FCCへの申請書類に未記載の部品が発見
LinkBuds Sの搭載部品は、米連邦通信委員会(FCC:Federal Communications Commission)への申請資料から明らかになっていましたが、実製品の分解により新たな部品が判明しました。
充電ケースのバッテリー
LinkBuds Sの充電ケースのバッテリーは、定格電圧が3.85Vで、容量は450mAh/1.732Whです。
充電ケースの基板
LinkBuds Sの充電ケースの基板は2枚構成で、WF-1000XM4と比べて搭載スペースが不足しているため分割されていると、The Walkman Blogは予想しています。
充電ケースの基板 1枚目
1枚目の基板には、充電端子とLEDが搭載されています。
充電ケースの基板 2枚目
2枚目の基板に搭載されているのは、Texas InstrumentsのBQ25618とNXP SemiconductorsのK32 L2Bと、The Walkman Blogは説明しています。
イヤーピースを分解
イヤーピースを分解すると、主要基板であるシステム・イン・パッケージ(SiP)や、マイクホール用の穴などが確認できます。
本製品には、通話専用マイクが搭載されていないため、通話時のノイズ除去性能が劣る可能性があるとThe Walkman Blogは述べています。
イヤーピース用バッテリー
イヤーピース用バッテリーの製造元は、WF-1000XM4やLinkBudsと同じZeniPowerで、品番は「Z52H」、定格電圧は3.85V、容量は0.21Wh(54mAh)です。
イヤーピース用バッテリー端子
イヤーピース用バッテリー端子は、FCCの申請書類への記載内容と大きく異なるとThe Walkman Blogは指摘しています。
今回の分解で、FCCの申請書類には記載されていなかったバッテリー端子の存在と、バッテリー接続用のリボンケーブルが確認されました。
SiPはMediatek MT2822M
SiPは、FCCへの申請書類に記載されていた通り、Mediatek MT2822Mです。
Source:52Audio via The Walkman Blog
(FT729)