iPhoneへのUSB-C端子搭載、米国でも義務化される可能性
欧州に引き続き、米国でもiPhoneへのUSB-C端子搭載が義務化される可能性が浮上しています。
EUではUSB-Cへの統一が義務化
このほど欧州連合(EU)が、EU加盟国で販売されるすべてのスマートフォンやタブレットに、充電端子としてUSB-C端子を設けることを義務付ける法案に合意しました。
AppleのiPhoneも2024年秋のモデルからはLightning端子ではなくUSB-C端子搭載が求められることになります。
米上院議員が充電端子の統一を要求
この流れに続くように、複数の上院議員が米商務省に対し、EU同様、スマホやタブレットなどの電子機器の充電端子を統一する施策を検討するよう、現地時間2022年6月16日に書面で訴えたことがわかりました。
エド・マーキー議員(民主党、マサチューセッツ州選出)、エリザベス・ウォーレン議員(民主党、マサチューセッツ州選出)、バーニー・サンダース議員(無所属、バーモント州選出)の3上院議員は商務省に対し、モバイル機器に共通の充電端子搭載を求める戦略を開発すべきと主張、現状のままでは電子ゴミの増加を放置することになると訴えています。
ただしEUの法律と異なり、上院議員らは法務省に対し、充電端子をUSB-Cに統一することは求めていないようです。米メディアThe Vergeは、商務省が独自の規格を開発するという選択肢も、議員らの提案に含まれていると述べています。
AppleはすでにiPhoneへのUSB-C端子搭載の試験を始めているといわれています。