中国・鄭州のFoxconn工場で大規模PCRテスト〜iPhone製造に影響か

no image

foxconn
 
Appleの主要サプライヤーであるFoxconnの鄭州工場において、膨大な人数の従業員に対し、PCRテストが実施されることになったとBloombergが報じました。iPhone製造への影響が懸念されています。

鄭州では多くの工場が稼働停止に

中国・鄭州市では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延防止のため、Foxconnを含む多くの工場に勤務する人々に対しPCRテストを受けるよう、市当局より指示がくだされました。
 
Foxconnでは数万人の従業員がテストを受けることとなり、陽性者が出た場合は工場のロックダウンが不可避となります。
 
鄭州市では今週、iPhoneの組立を担うPegatron、MacBookを生産するQuanta Computerを含む30以上の企業が、工場の稼働停止を余儀なくされています。

現在は稼働再開も、今後に影響か

Bloombergの報道について、TF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏は「Foxconnは鄭州工場でのiPhone生産を一時停止していたが、現在は元通り再稼働している。しかし供給の一時停止が今後に影響を与えるリスクは十分あり、Appleと投資家はこの事実を無視できないだろう」とTwitterに投稿しています。
 

 
 
Source:Bloomberg
(lunatic)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

特集

目次