Appleサプライヤー、上海近郊の工場の稼働を停止〜iPhone生産にも影響

 
iPhoneの組み立てを担うPegatron、MacBook生産のQuantaなどのAppleサプライヤーが、コロナ対策のため、中国の上海および近隣都市の崑山市（こんざんし）の生産施設を一時的に停止せざるを得ない状況に追い込まれている、とNikkei Asiaが報じています。

Pegatron、Quanta、Compalは営業停止状態に

最近のコロナの再拡大を受け、中国政府は厳しいロックダウン措置を取っており、Appleサプライヤーへの影響も免れないようです。
 
iPhone全体の20%〜30%の組み立てを担うPegatronは、上海と崑山市に2つの生産施設を構えていますが、両施設の稼働を一時的に停止しています。PegatronがNikkei Asiaに語ったところによれば、クライアントとサプライヤーと密接な連絡を取っており、地方政府のルールを遵守するよう努めているとのことです。
 
ノートパソコン生産台数世界第2位のQuantaは、MacBookの主要サプライヤーでもありますが、同社も上海松江区（しょうこうく）の工場の稼働を4月始めから停止しています。
 
加えて、iPad生産の主要サプライヤーであるCompal Electronicsも崑山市の生産施設の稼働を停止しているようです。

中には営業を続ける企業も

Luxshareは、クローズドループと呼ばれる隔離対策により、生産活動を継続しているとのことです。従業員と労働者はみな生産施設内の宿泊施設に寝泊まりし、在庫のある部品を使って工場の稼働を続けているそうです。
 
 
Source:Nikkei Asia
Photo:Apple
(lexi)