米国の州政府、TikTokによる子ども達への悪影響を調査

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    海外大手メディアReutersは現地時間3月2日、米国の複数の州の司法当局がSNSアプリTikTokを調査すると報じました。TikTokが若年層の精神面等に悪影響を与えていないか、調査を行う模様です。

    TikTokの影響を調査

    カリフォルニア州やマサチューセッツ州等を含む8つの州は、TikTokが若者に与える影響を調査すると発表しました。
     
    州政府は、TikTokの利用により若年層ユーザーが精神的、物理的に悪影響を受けていないか調査するとともに、運営会社に対しても調査を行う予定です。
     
    TikTokは2020年、FacebookやWhatsAppを抜いてダウンロード数において世界首位を獲得しており、2021年には最も収益を上げた非ゲームアプリとなりました。
     
    一方で、失神するまで首を絞める「失神ゲーム」がトレンドとなり、ゲームを実行した12歳の少年が死亡する事故が発生する等、一部からは子ども達への悪影響を懸念する声があがっています。

    SNSが与える悪影響が問題に

    2021年にはFacebook(現Meta)の元社員が「Facebookは10代以下の精神に悪影響を与えることを認識しているにもかかわらず、企業利益を優先している」と内部告発を行っており、SNSが子ども達の精神面に与える影響が問題視されています。
     
    また、Reutersによると、ジョー・バイデン大統領は現地時間3月1日に行った一般教書演説において、一部の子ども達は人気アプリによってパンデミック前から苦しんできたと言及しました。
     
    さらにバイデン大統領は、ソーシャルメディアが利益のために全米の子ども達で「実験」を行っているとして、子ども達のプライバシー保護の強化と、子供向け広告の禁止を呼びかけています。
     
     
    Source:Reuters
    Photo:Solen Feyissa/Flickr
    (seng)

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    この記事を書いた人

    海外経験を活かし2020年からライターとして活動中。日々のお得情報から海外事件まで幅広くカバー。iPhone12 miniを愛用し、iPhone歴通算10年、Android通算5年程度。格安ガジェット好き。

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