Lightning端子が不利に!?中国の関係機関が外部接続端子の規格統一推進へ
台湾メディア経済日報が、中華人民共和国工業情報化部(MIIT:Ministry of Industry and Information Technology)が、スマートフォンなどにおける外部接続端子の規格統一を推進することを決定したと報じました。
外部接続端子の標準規格策定を推奨
経済日報は、今回のMIITの方針はAppleがLightning端子を維持しようとする動きに対して不利な状況になる可能性が高いと伝えています。
MIITは、外部接続端子の規格が異なる状況ではユーザーがデバイスを買い替えた際に充電器やケーブルが無駄になるとし、規格統一が望ましいとの姿勢を示しています。
MIITはまた、中国本土のベンダーが外部接続規格統一に向けた動きに参加し、標準化に向けて活動することを推奨しています。
欧州委員会はUSB-Cへの統一を推進
欧州委員会(European Commission)は、USB-C端子への規格統一に関する法案を提出しています。
MIITがこの動きに同調する場合、Lightning端子を維持し続けるのは難しくなることが予想されます。
Appleは次世代iPhoneをポートレスにし、外部接続端子を廃止すると噂されていますが、充電速度やリカバリーに課題があることから実現は困難との意見があります。
iPhone14 ProシリーズへのUSB-C端子搭載を予想するリーカーもいますが、現在はまだ信憑性は高いとはいえない状況です。
Source:経済日報
Photo:Technizo Concept/YouTube
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