Disney会長「ジョブズ氏が生きていたらDisneyとAppleは合併していた」
今月いっぱいでDisneyを去るロバート・アイガー会長がCNBCのインタビューに答えました。その中で、Appleの共同創業者である故スティーブ・ジョブズ氏についても語っています。
長年Disneyのトップに君臨してきたアイガー氏
アイガー氏は2005年から2020年までDisneyの最高経営者(CEO)として君臨、昨年そのポストをボブ・チャペック氏に譲りました。
そして2021年いっぱいでDisneyの会長職を辞すことを明らかにしています。
ジョブズ氏とは個人的にも親しい関係
アイガー氏はCNBCのインタビューのなかで、スティーブ・ジョブズ氏、ジョージ・ルーカス氏、元Marvel会長のアイザック・パルムッター氏、Foxの株主ルパート・マードック氏とは、個人的にも親しい関係にあったと語っています。
そしてジョブズ氏が生きていたら、AppleとDisneyはいずれ合併していただろう、と述べました。
以前にも同じ発言をしたアイガー氏
アイガー氏がDisneyとAppleの合併話を持ち出すのはこれが初めてではありません。2019年に自伝を出版した際にも、同様の発言をしています。
しかし今回のインタビューを聞く限り、ジョブズ氏の生存中に実際に両社の合併話が議論された訳ではないようです。
アイガー氏は2011年にAppleの取締役会のメンバーとなっていましたが、2019年にAppleがApple TV+、DisneyがDisney+とそれぞれの動画配信サービスを立ち上げた後に、Appleの取締役会から外れています。これは新サービス立ち上げにより両社が競合関係になったためと考えられています。