Disney社CEOのボブ・アイガー氏、Appleの取締役から辞任
Disneyの会長兼最高経営責任者(CEO)のボブ・アイガー氏が、Appleの取締役会から外れたと報じられています。アイガー氏の辞任の理由は明らかになっていませんが、DisneyとAppleがそれぞれ、11月から新動画ストリーミングサービスを開始することと何かしらの関係があるのではないかと推測されています。
DisneyのサービスとAppleの動画ストリーミングサービスが競合することと関係か
Appleは日本時間9月11日未明に開催したスペシャルイベントにおいて、動画ストリーミングサービス「Apple TV+」を世界100カ国以上で11月1日より同時スタートすると発表しました。月額4.99ドル(600円)と、かなり料金が抑えられているのが特徴です。
また、新しいiPhone、iPad、Apple TV、Mac、iPod touchを新たに購入すると、1年間Apple TV+を無料で利用できるというオファーも発表されています。
一方、Disneyの動画ストリーミングサービス「Disney+」は、月額6.99ドル(約740円)で、11月12日にサービス開始となります。4K、UHD、High Dynamic Range(HDR)画質の動画を追加料金なしで利用でき、オリジナルシリーズの新しいエピソードを毎週公開するという方式をとるとされています。
Disneyのアイガー氏は、「Appleの取締役会に8年間参画することができて非常に光栄に思う。ティム・クック氏とAppleの従業員、そしてその他の取締役会メンバーに最高の敬意を払っている」とコメントしています。
アイガー氏のApple取締役辞任は、Disneyの動画ストリーミングサービスと、Apple TV+が競合する関係になることと何らかの関連があるとみられていますが、はっきりとした理由は明らかになっていません。
Source:AppleInsider
Photo:Angela George/Wikimedia Commons
(lexi)