スマートフォン長編映画が増加傾向に〜国際スマホ映画祭も

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長編映画の資金確保が難しくなる中、スマートフォンを使った映画撮影を試みる作家が増えているそうです。豪シドニーでは、国際スマートフォン映画祭も開催されています。

新世代のスマホで長編映画制作はかつてないほど身近に

オーストリアでは、予算額100万ドル(約8,395万円)以下の長編映画は政府の資金援助の対象外となっており、独立系の映画制作者は長編映画を作ることが困難になっているといいます。
 
スマートフォンによる映画制作は、これまで短編映画が主でしたが、スマホ長編映画の数が増加傾向にあるとのことです。
 
「長編映画制作は、かつてはごく限られた人たちのものでした。しかし、(特に新世代の)スマートフォンの登場により、長編映画制作はかつてないほど手頃で身近なものになり、世界中のインディーズ映画制作者に可能性の扉を開いてくれました」と、豪シドニーで国際スマホ映画祭「SF3」を催すアンジェラ・ブレイク氏はコメントしています。

メインストリーム入りすることは少ない?

低予算で映画撮影を行う手段として、スマートフォンに注目する作家が増えていますが、スマホのみで撮影した映画がメインストリーム入りすることは少なく、サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド(SVOD)で自己配給が行われることが多いそうです。
 
メインストリームとして認知されているスマホ長編映画には、ショーン・ベイカー監督の『タンジェリン』や、スティーブン・ソダーバーグ監督の『Unsane』などが挙げられます。
 
 
Source:ArtsHub
Photo:Apple
(lexi)

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