米Apple、小学生向けのコーディング学習に関する新たなアクティビティガイドを発表
米Appleは現地時間10月5日、新しいアクティビティガイド「Everyone Can Code Early Learners」、アクティビティの「Inclusive App Design」、及び「Schoolwork」アプリのアップデートを含む、小学生向けのコーディングを学ぶための新しいリソースを発表しました。
Apple、小学生向けコーディングアクティビティガイドを発表
この新しいガイドは、同社のプログラミング教育カリキュラム「Everyone Can Code」の一環で、教育関係者や家族が早い段階で生徒にコーディングを紹介する際に役立ちます。
Appleのプレスリリースによると、「Everyone Can Code Early Learners」はAppleのコーディングカリキュラムリソースを幼稚園から大学まで拡張しています。教育関係者は、コーディングとアプリケーション開発の世界を生徒たちに紹介する新しい1時間の「Inclusive App Design」アクティビティを試すこともできます。
これらのアップデートにより、Schoolworkアプリでは「exit tickets」のサポートが追加され、教育関係者が個人の端末でアプリを使用できるようになります。
Appleのスーザン・プレスコット氏の声明
Appleの教育・エンタープライズマーケティング担当副社長であるスーザン・プレスコット氏は、次のように述べています。
コーディングとアプリデザインは、アプリ開発者になるかどうかに関わらず、生徒が批判的かつ創造的に考えるために必要なリテラシーです。Appleは現在、幼稚園から大学までの学習者を対象にコーディングリソースを提供しており、彼らにユーザーにとって利用しやすい素晴らしいアプリの設計に挑戦してもらいたいと考えています。
教育関係者向けのAppleのリソースとサポートは、コーディングを始めたばかりの生徒、最初のアプリを作成する準備ができている生徒に関わらず、全ての生徒が明日のイノベーターになるための準備ができるように設計されています。
「Everyone Can Code Early Learners」は、プログラミング言語Swiftを学べるアプリSwift Playgrounds内で利用することができ、教育関係者や家族が早い段階で学習者にコーディングを紹介できるようサポートします。
Appleによると「幼稚園から小学校3年生までの生徒が、科学、美術、音楽、体育などの科目を通じて、コーディングの中核となる概念の基礎を築くことができる」ということです。
今のところ英語版のみですが、教育関係者や家族は「Everyone Can Code Early Learners」を米AppleのWebサイトより無料でダウンロードできます。
Source:Apple via 9to5Mac
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