iPhone13/13 Proの落下試験を大手保険会社が実施 その結果は?
iPhone13/13 Proの発売後、アメリカの大手保険会社が、それぞれカバーあり、カバーなし、背面から、前面からと細かく状況を分けて落下テストを実施し、その結果を動画で公開しています。
1.8メートルからの落下テスト
iPhone 13/13 ProもiPhone12/12 Proと同様にセラミックシールドの全面ガラスを採用し、高い対落下耐久性を有します。ただ一定の衝撃を受けると損傷してしまうのは事実で、どのくらいの落下に耐えられるかは気になります。アメリカの大手保険会社はiPone13/13 Proを6フィート(約1.8メートル)の高さからコンクリートの地面に落下させた時、何回目でどの程度損傷するかをテストしています。
その結果、前面を下にして落下させた場合、iPhone13は1度目の落下では無傷だったものの、2度目には角の部分を損傷し、そこからガラスにヒビが入り、縁の部分のアルミニウムが傷ついてしまいました。一方、iPhone13 Proは1回目の落下でガラスにヒビが入ってしまいました。ケースに入れた場合もiPhone13は2度目の落下で画面にヒビが入り、iPhone13 Proは1度目の落下で画面にヒビが入っています。
背面を下にして落下させた場合、iPhone13は2回の落下に耐え、3回目の落下でカメラのレンズにヒビが入り、角の部分のアルミニウムが損傷しました。iPhone13 Proは1回の落下でレンズが破損しています。ケースをつけるとiPhone13は2回の落下に耐え、3回目の落下でわずかにカメラのレンズに傷が入った程度の損傷となりました。iPhone13 Proはケースに入れた3回の落下試験を耐え抜いています。
iPhone12と同等、ケースは有用
落下テストの結果、昨年実施したテストと比べてiPhone13とiPhone13 ProはiPhone12、iPhone12 Proと同等の対落下性能を有していることがわかりました。またiPhone13よりもiPhone13 Proの方が落下した時に損傷する可能性が高いことが示唆されています。これは本体重量も大きく関わってきそうですが、前面から落ちた場合、双方の機種ともに画面に傷がつくことを覚悟したほうがいいのは確かです。
またケースをつけた場合、背面から落ちれれば無傷で済んだ例が多く、ケースが落下時の損傷から本体を守ってくれる効果はあると言えそうです。ただこの場合も前面から落ちれば画面の傷は避けらないでしょう。なお1.8メートルからiPhoneを落とすこと(2メートル近い長身の人が通話中に手を滑らせて落とすような場合)はあまりないので、日常の使用中に誤って落としてしまった場合はもう少し損傷が浅くて済むかもしれません。
Source:AppleInsider, YouTube
(KAZ)