iPhone X以前のモデルはiOS15でなにが「できない」?

iOS15 公開当初に利用できない機能

iOS15 公開当初に利用できない機能
 
iOS15が正式に一般リリースされましたが、このうち一部の機能はiPhone Xより古いモデルでは利用できません。

iPhone X以前のモデルはiOS15に一部対応

iOS15はiOS14に対応しているモデル、つまり2015年に発売されたiPhone6s/6s Plus以降のモデルであれば利用が可能です。しかし、iOS15で新たに登場した新機能のうち一部は、A12 Bionic以降のチップを搭載したモデル(iPhone XSシリーズ以降)にしか対応していません。つまりA11 Bionicを搭載した、2017年登場のiPhone X以前(iPhone Xを含む)の古いモデルでは、一部の機能が利用できない状態となっています。
 
iPhone X以前のモデルで対応していない機能は以下の通りです(紹介文はApple公式Webサイトより)。
 

ポートレートモード(FaceTime)

 
カメラアプリで撮るポートレート写真からインスピレーションを得たFaceTimeのポートレートモードは、背景をぼかしてあなたに焦点を合わせます。
 

空間オーディオ(FaceTime)

 
対面で話している時と同じようにスムーズな会話ができる音場を生み出します。友だちの声は、画面上の相手の位置から聞こえてくるように広がります。
 

「声を分離」モード(FaceTime)

 
このマイクモードは、機械学習により周囲の騒音を識別して遮断し、あなたの声を聞き取りやすくします。庭の清掃作業の音も、隣室からの犬の鳴き声も、あなたの通話を邪魔することはありません。
 

ワイドスペクトルモード(FaceTime)

 
このマイクモードは、通話中に聞こえてくるすべての音を拾います。音楽のレッスンを受けている時や、あなたの周りで起きているすべてのことを友だちに聞いてほしい時に最適です。
 

インタラクティブな地球儀(マップ)

 
色あざやかでインタラクティブな3D地球儀で、自然の美しさを発見しましょう。雄大な山脈、砂漠、熱帯雨林、海などの情報も、より詳しく表示されます。
 

臨場感あふれる徒歩での経路(マップ)

 
拡張現実の中でステップバイステップの経路案内を確認しながら、目的地にたどり着けます。
 

詳しい都市体験(マップ)

 
標高、道路、木々、建物、観光名所などの情報を、かつてないほど詳しくチェックしながらサンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンなどの都市を散策できます。右左折車線、横断歩道などの詳しい道路情報や、複雑なインターチェンジのための3Dビューがあなたの移動をサポートします。
 

写真のテキスト認識表示(フォト)

 
すべての写真の中のテキストが完全にインタラクティブになるので、コピー&ペースト、検索、翻訳などの機能が使えます。テキスト認識表示は、写真アプリ、スクリーンショット、クイックルック、Safari、カメラアプリのライブプレビューに対応します。
 

オンデバイス音声処理(Siri)

 
Siriに話しかけるあなたの音声は、あなたが共有することを選択した場合を除き、完全にiPhone上で処理されます。Apple Neural Engineの力によって、サーバベースの音声認識と同じ高品質の音声認識モデルを利用できます。
 

オフライン中もサポート(Siri)

 
Siriは、タイマー、アラーム、電話、メッセージ、共有、アプリの起動、オーディオ再生の操作、設定など多様なリクエストを、インターネットへの接続がなくてもオフラインで処理します。
 

QuickTakeビデオのズーム機能(カメラ)

 
QuickTakeビデオを撮りながら上下にスワイプすると、拡大または縮小ができます。
 

ホームキー(ホーム)

 
iPhoneを使ってタップするだけでHomeKit対応ドアロックを解錠。家へのアクセスがシームレスになります。ホームキーは、車のキーやクレジットカードなどのほかの重要なアイテムと同じく、ウォレットアプリに保存されます。
 

オンデバイス音声入力(キーボード)

 
アラビア語(サウジアラビア)、広東語(香港)、英語(オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、英国、米国)、フランス語(フランス)、ドイツ語(ドイツ)、イタリア語(イタリア)、日本語(日本)、韓国語(韓国)、北京語(中国本土、台湾)、ロシア語(ロシア)、スペイン語(メキシコ、スペイン、米国)、トルコ語(トルコ)、粤語(中国本土)を含む、より多くの地域と言語でデバイス上の音声入力ができます。
 

途切れない音声入力

 
デバイス上の音声入力は60秒までに制限されていましたが、どんな長さのテキストも時間切れになることなく音声入力できます。
 

新しいアニメーションの背景

 
太陽の位置、雲の状態、降水量をより正確に表せるように、数千ものバリエーションがアニメーションの背景に追加されます。
 
 
Source:Apple via MacRumors
(kihachi)
 
 

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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