iPhone13 Proはここ数年の中で最も勢いある〜投資銀行が指摘

投資銀行Morgan Stanleyは新たなレポートを発表し、iPhone13 Proの初期需要が好調なスタートを切っており、ここ数年のiPhoneの中では最も勢いがあると述べました。
iPhone13 Proのリードタイムに着目
Morgan Stanleyのアナリストであり、Apple関連情報に詳しいケイティ・ヒューバティ氏は、iPhone13 Proの需要を発売後のリードタイム(注文してから入手できるまでの期間)に基づいて測定し、近年のモデルの中では最も勢いがあると指摘しました。
レポートが登場した9月17日(金)の時点で、iPhone13 Pro/13 Pro Maxのリードタイムは27.5日でした。これは過去5年間に発売されたiPhoneシリーズの中では、2017年のiPhone Xに次いで2番目に長いリードタイムとのことです。
一方リードタイムが短かったのは、iPhone13とiPhone13 miniでした。iPhone13のリードタイムはゼロで、iPhone13 miniは3.1日でした。ちなみに日本では9月20日夜時点で、iPhone13 Proの512GBの受取日は10月21日〜28日(30日以上)となっています。
なおiPhone12のリードタイムは、同時点で0日〜11日だったそうです。
中国での生産台数も前年比で多い
リードタイムはAppleの量産体制によって大きく変わるうえ、今年はチップの世界的な供給不足があるため、一概に過去のデータと比較することはできません。しかしヒューバティ氏は、中国でのiPhone製造データも堅調なデータを裏付けていると強調します。それによれば、第3四半期(7月〜9月)のiPhone製造台数は、前年同期と比べて200万台多い合計5,000万台とのことです。
こうした状況を踏まえ「まだ非常に初期の段階だ」としながらも、ヒューバティ氏は「iPhone13初期のリードタイムが長いこと、下半期のiPhone製造台数が前年同期比で20%増加していること」を理由に、iPhone13シリーズの好調さを指摘しています。
iPhone13シリーズは予約開始が17日、発売日は24日となっています。
Source:AppleInsider
(kihachi)