中国当局、新作ゲームの販売承認の速度を遅らせると発表〜App Storeにも影響か

中国のオンライン監視機関である国家新聞出版署(NPPA)は、未成年者のオンラインゲームのプレイ時間の制限にあわせて、新作ゲームの販売承認の速度を鈍化させるとの新方針を発表しました。
承認はしばらく停止となっているとの見方も
NPPAは8月末、18歳以下の子どもはオンラインゲームを1日あたり1時間まで、午後8時〜9時の間のみプレイ可能とする新ルールを中国国内で導入しました。
今回NPPAは、前回の規制変更にあわせて、新作ゲームの販売承認の速度を一時的に遅らせると新たに発表しました。ある関係者によれば、新作ゲームの販売承認はすでに通常よりも1カ月以上遅延しているとのことです。
別の関係者いわく、NPPAによる新作ゲームの販売承認は一時的に鈍化するのではなく、“しばらく停止する”とのことです。“新作ゲームの数を減らす”ことで、“ゲーム中毒を緩和させる”のが目的であるためだそうです。
もうひとりの関係者は、新作ゲームの販売承認の鈍化は、“円滑に新ルールを導入するため”に必要である、と述べています。
3年前にも中国当局のゲーム承認がフリーズ
今から3年前の2018年8月にも、中国国内で新作ゲームの販売承認が滞っている、と報じられました。
最近のMorgan Stanleyの調査によれば、Appleにとってゲームアプリは大きな収入源になっていることが明らかになっています。
App Storeに掲載されるゲームも中国当局の新方針の対象であるため、Appleの収益への影響が心配されています。
Source:South China Morning Post via AppleInsider [1], [2]
Photo:NetEase Games/Facebook
(lexi)