米アリゾナ州の自動運転テストコースをApple関連企業が購入か

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Appleが自動運転車の開発にさらに力を入れるという兆しかも知れません。Appleに関連のある企業が、米アリゾナ州にある自動運転テスト用のコースを買い取ったと報じられています。

Appleは2017年からテストコースをリースしていた?

アリゾナ州フェニックス近郊に位置する、以前はChryslerが所有していた5,458エーカー(約22平方キロメートル)のテストコースは、2017年にRoute 14 Investment Partners(デラウェア州)という企業がリース契約にサインしたと伝えられました。
 
契約時にRoute 14の代理人を務めたのは法律事務所Greenberg Traurigでしたが、実際に背後にいるのはAppleだと当時報じられました。

Apple関連企業が買い取った可能性

そして今回判明したのは、現在の所有者であるiStarから、Route 14が現金1億2,500万ドル(約136億円)でこのテストコースを買い取ったという事実です。購入契約は2021年6月25日に締結されたことを示す文書を、米MacRumorsが入手、共有しています。
 
Route 14とAppleが実際に関係しているかどうかは確認されていませんが、さまざまな状況証拠から、両社がつながっている可能性は高いと考えられています。

Appleは自動運転車の開発を加速か

Appleはここ最近、自動運転車の開発を加速させているとの報道が相次いでいます。8月には、カリフォルニア州で自動運転車の試験車両とドライバーを増やしたと報じられたほか、開発加速でテスト走行が増えた影響なのか、同じく8月に2度の接触事故の被害にあったこともわかっています。

 
またApple Carの量産開始に向けてトヨタやLG、SKグループと交渉中との報道や(否定する意見もあり)、メルセデス・ベンツから技術者2人を獲得したとの報道も出ています。

 
 
Source:AZ Big Media via MacRumors, AppleInsider
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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