Mac App Storeの開発者人気が低下〜提出されるアプリの数が半分に?

mac app store

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Mac App Storeは、iOSのApp Storeとほぼ同時期に開始されましたが、人気が低下しており、提出されるアプリ数が今年に入ってから半減している、と報じられています。

Mac App Storeへの興味を失う開発者たち

アプリ分析会社AppFiguresによれば、Mac App Store提出されるアプリの数は今年に入ってから確実に減少しているとのことです。
 
2021年1月時点では、Mac App Storeで400以上のアプリが新たにリリースされましたが、2021年6月には初めてアプリ数が300以下となり、8月には200を切る見通しという異常事態となっています。前年と比べると、開発者がMac App Storeへの興味を失ったのは明らかである、と米メディア9to5Macはコメントしています。
 
2020年はMac App Storeでリリースされたアプリの月間平均数は392となっていましたが、今年の月間平均リリース数は343にまで下がっています。
 
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Macアプリはストア外でもダウンロード可能

Mac App Storeでのアプリのリリース数が下がっている本当の理由はわかりませんが、ストア外でアプリを配信する開発者が増えた可能性が指摘されています。MacアプリはiOSアプリと異なり、直接デバイスにダウンロードすることができるためです。
 
Appleは、開発者がM1チップ搭載Macに対応したiOSアプリを多くリリースすると見込んでいましたが、今のところリリース数はあまり伸びていません。
 
「トライアルや割引バンドルなどを提供する簡単な方法がない」と、開発者たちは以前からMac App Storeに対する不満を述べていました。App Storeでの決済にAppleの30%の手数料が適用されることは言うまでもありません。
 
韓国ではAppleとGoogleのアプリストアにおいて開発者にサードパーティー製決済システムの導入を許す新法案が可決されたばかりで、アプリ配信をめぐる状況は急速に変わりつつあります。
 
 
Source:AppFigures via 9to5Mac
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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