iPhoneの「探す」機能を使って容疑者を追跡、身柄確保に成功

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米メディア9Newsは現地時間8月25日、コロラド州ウェルド郡において保安官補がiPhoneの「探す」アプリを使って容疑者を追跡し、身柄の確保に成功したと報じました。

容疑者が車で逃走

9Newsによると、現地時間8月23日の午前1時頃、ウェルド郡の保安官事務所は手配中の容疑者が道路沿いの保管施設付近にいるとの報告を受け、複数の保安官補を捜査員として現場に派遣しました。
 
捜査員は、現場でサンドバル容疑者(51歳男性)が運転するピックアップトラックを発見し、停車させて職務質問を行っています。
 
容疑者は、本人ではなく弟だとの言い逃れを行いますが、過去に逮捕された時の写真や特徴的なタトゥーにより、すぐに本人だと判明し、捜査員達は容疑者を車から降ろそうと試みました。
 
しかし、容疑者は逮捕に抵抗して車を急発進させ、車止めを突破して逃走してしまいます。

探すアプリで追跡

容疑者の逃走後、捜査員の一人が職務質問中にiPhoneを容疑者のピックアップトラックの荷台に置いたままだったことに気づきます。
 
捜査員のiPhoneの位置を「探す」アプリで確認したところ、容疑者の車とともに同じコロラド州内のボルダー郡に移動したことが判明しました。
 
そこで、ボルダー郡の保安官事務所に連絡し、「探す」アプリが示す住所に捜査員を派遣するよう依頼します。
 
その後、容疑者は駆け付けた捜査員に器物損壊罪等の疑いで逮捕され、ウェルド郡の拘置所に身柄を移されています。サンドバル容疑者は、なぜ自分の居場所がすぐにばれたのか、不思議に思ったことでしょう。
 
ウェルド郡保安官事務所は公式Twitterアカウントにおいて、iPhoneの探すアプリを使って容疑者の身柄を確保したことを発表するとともに、サンドバル容疑者の容姿を公表しています。
 


 
過去には、紛失防止タグのAirTagにより盗難自転車を発見できた事例や、iPadを盗んだ犯人を探すアプリで追跡した事例等が報告されています。
 
 
Source:9News via GIZMODO, 9to5Mac
(seng)

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この記事を書いた人

海外経験を活かし2020年からライターとして活動中。日々のお得情報から海外事件まで幅広くカバー。iPhone12 miniを愛用し、iPhone歴通算10年、Android通算5年程度。格安ガジェット好き。

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