Appleのティム・クックCEOは朝4時に業務を開始、ユーザーからのメールをチェック
海外メディアは現地時間8月20日、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が早朝から業務を行っていると報じました。またクック氏は、故スティーブ・ジョブズ氏との思い出等も語っています。
早朝4時からメールチェック
海外メディアAustralian Financial Reviewが、発刊70周年記念の一環として、Appleのティム・クックCEOにインタビューを行っており、Apple関連メディアの9to5Macが興味深い箇所を抜粋して紹介しています。
例えば、クック氏は早朝の午前4時に仕事を開始していることをインタビューで明かしました。多忙なクック氏にとって、夕方よりも早朝の方が自由に仕事ができる時間のようです。
午前4時に仕事を開始すると、まずはユーザーから寄せられた数百件のメールをチェックするそうです。もちろん、全てを時間内に読み終えることはできないようですが、膨大な数のメールに目を通し、社内の関係チームに転送していると語っています。
ユーザーからのメールを読むことで、顧客が何を感じているのか把握することができ、またメールを転送することで社内各所とのコミュニケーションを維持することにも役立っている模様です。
2020年には、Apple Watchにより病気を発見できたユーザーが感謝のメールをクックCEOに送信したところ、クック氏から返信が来たことが話題になりました。
女性がメールを受け取った背景には、早朝から多くのメールをチェックするクックCEOの習慣があったのかもしれません。
ジョブズ氏との思い出も
ティム・クックCEOは、インタビューにおいて、前CEOの故スティーブ・ジョブズ氏と共に働いた時の思い出や、ジョブズ氏の思考の柔軟性を尊敬していたこと等を語っています。
また、iPhoneという画期的な製品を世に出したスティーブ・ジョブズ氏と自身の違いについても言及しており、Appleは「魔法」のような製品を生み出す驚きに満ちた企業から、より実直な運営が行われる企業に変化を遂げたとコメントしました。
多くのイノベーションを起こしたジョブズ氏と比較されることが多いクックCEOですが、企業の経営者としてはクック氏の方が優れているとの意見もあります。
なお、クック氏は過去のインタビューにおいて、ジョブズ氏の哲学を今もApple製品等に反映させていると語っており、ジョブズ氏の誕生日である2月24日には、例年ジョブズ氏の功績を偲ぶツイートを投稿しています。
Source:Australian Financial Review via 9to5Mac
(seng)