2021年8月9日22:00公開 / 2021年8月10日14:10更新
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A15製造ラインでのガス汚染の原因判明〜iPhone13シリーズの発売に影響なし
台湾TSMCの、5nmプロセス製造ラインで発生していたガス汚染の原因が判明し復旧作業が行われました。同ラインでのA15チップ製造への影響はないと、MyDriversが伝えています。
アルゴン(Ar)が酸素に混入していたことが原因
TSMCの製造ラインにおけるガス汚染は、最新鋭の半導体製造施設であるFab 18にて7月末に発生しました。
その後の調査により、不活性ガスであるアルゴン(Ar)が酸素に混入していたことが原因だと判明しました。
幸い、混入したのがアルゴンであることからそれによる化学反応の被害もなく、TSMCの工場内のガス貯蔵タンクを洗浄するだけで復旧できたようです。
iPhone13シリーズ用A15チップ製造への影響なし
このガス汚染が報じられた際はそれにより、iPhone13シリーズ用A15チップの製造に悪影響が出るのではないかと懸念されていました。
しかし、短期間で復旧したことでA15チップの製造に支障をきたすことはなく、TSMCの8月の収益に影響が及ぶことはないと、業界関係者がMyDriversにコメントしています。
Source:MyDrivers
Photo:Applehub/Facebook
(FT729)
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iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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