危険な名前のWi-Fiネットワークのバグ、iOS14.7の最新ベータで修正か

    ios14.7

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    iPhoneへの接続厳禁の危険な名前のWi-Fiネットワークが存在するとの報道が先日ありましたが、iOS14.7ベータ5で問題のバグが修正された可能性が指摘されています。

    問題のネットワーク名に接続してもデバイスは無事動作

    無線ネットワーク名“%p%s%s%s%s%n”“%secretclub%”への接続により、iPhoneがWi-Fiに接続できなくなるバグが報告されていましたが、iOS14.7ベータ5で修正が図られたようです。
     
    YouTubeチャンネルZollotechは、実際に名前を“%p%s%s%s%s%n”に変更した無線ネットワークに接続し、デバイスが問題がなく動作するのを実演しています。
     

     
    米メディア9to5Macは、バグの原因を次のように説明しています。
     

    プログラミング言語では、変数を出力文字列にフォーマットするために、「%[英文字]」構文がよく使われます。C言語では、「%n」という指定子は、フォーマット文字列に書き込まれた文字数を、文字列フォーマット関数に渡された変数に保存することを意味します。Wi-Fiサブシステムは、おそらく文字列フォーマットを実行している何らかの内部ライブラリに、Wi-Fiネットワーク名(SSID)を無節操に渡しており、その結果、任意のメモリ書き込みやバッファオーバーフローが発生します。これにより、メモリ破壊が発生し、iOSのウォッチドッグがプロセスを終了させるため、ユーザーは事実上、Wi-Fiを使用できなくなります。

     
     
    Source:9to5Mac
    Photo:Zollotech/YouTube
    (lexi)

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