au、今度はSIMロック解除方法の案内ページを検索回避していた

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au(KDDI)が、SIMロック解除の案内ページが検索結果で上位に表示されないよう、Webサイトに「検索回避」を目的としたタグを埋め込んでいたことが分かりました。同社は先日、解約方法の検索結果を表示しないよう設定していたことが明らかになったばかりです。

「au SIMロック解除」で上位に表示されず

auのWebサイトに掲載された、SIMロック解除方法の案内ページが、検索結果の上位にヒットしないよう、Webサイトにタグを埋め込んでいる問題は、携帯電話代理店を運営する小財仁氏(@hitoshi_kozai)が発見し、Twitterで指摘して話題となっています。
 
au「SIMロック解除のお手続き」ページ
 
同氏は、以前は検索結果から一発で「SIMロック解除のお手続き」ページにジャンプできていたはずが、現在は検索結果の上位に表示されず、ユーザーが辿り着きにくくなっている、と指摘しています。
 


 
S-MAXがInternet Archiveで確認したところ、少なくとも5月25日の時点ではnoindexとnofollowのタグが記載されていなかった、とのことです。

本稿執筆時点でも検索回避タグを確認

なお、本稿執筆時点(6月28日午後5時半)でも、auの「SIMロック解除のお手続き」のページソースには「noindex」と「nofollow」のタグが確認できました。
 
au「SIMロック解除のお手続き」ソース
 
なお、Googleで「au SIMロック解除」と検索するとトップに表示される、auの「au携帯端末は『SIMロック解除』ができますか?」ページには、検索回避タグは発見されませんでした。
 
「au SIMロック解除」Google検索結果
 

2月には解約手続きページの検索回避が判明

2021年2月には、KDDIとNTTドコモが、解約手続きのページが検索エンジンで上位に表示されないよう「noindex」タグを埋め込んでいたことが明らかになっています。
 
この問題は、総務省の有識者会議でも話題となり、5月末に取りまとめられた報告書で「禁止の徹底を図る」と明記されていました。
 
 
Source:小財仁氏(@hitoshi_kozai)/Twitter, KDDI, S-MAX
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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