Apple TV+、製品購入者の無料体験期間を1年から3カ月に短縮。7月1日から

    Apple TV+ Apple 2019年3月イベント

    Apple TV+ Apple 2019年3月イベント
     
    Apple製品購入者を対象としたApple TV+無料期間が、これまでの1年間から7月1日からは3カ月間に短縮されます。

    1年間だった無料期間が3カ月間に

    Apple TV+は、2019年11月1日のサービス開始以降、iPhone、iPad、iPod touch、Apple TV、Macを購入してアクティベートすると、1年間の無料体験期間が提供されてきました。
     
    しかし、Appleは現地時間6月15日にWebサイトを更新し、2021年7月1日以降にアクティベートした場合の無料体験期間が3カ月になると案内しています。
     
    利用規約には、以下の記載があります。
     

    対象となるデバイスを2021年7月1日以降にアクティベートした場合は、3か月間のApple TV+体験利用の対象になります。
     
    2021年6月30日以前にアクティベートした場合は、1年間のApple TV+体験利用の対象になります。

     

    これまで無料期間を2度延長

    Apple TV+の無料体験期間は、サービス開始当初に利用登録したユーザーの無料期間が終わる前に、2021年2月まで延長され、さらに2021年7月まで再延長されていました。
     
    2度の延長により、最長で1年8カ月間にわたって無料サービスが提供されたことになります。

    通常料金は月額600円

    Apple TV+の通常料金は、最初の申し込みから7日間の無料体験期間の後は、月額600円の料金で、最大6人のファミリー共有メンバーで共有可能です。
     
    Appleは、iCloudストレージ、Apple Music、Apple Arcade、Apple TV+の有料サービスをパッケージにしたApple Oneも提供しています。
     
    Apple Oneの料金は、個人が月額1,100円、最大6人で共有できるファミリープランが月額1,850円で、Apple MusicとiCloudの有料プランを利用するのとほぼ同額で利用可能です。

    Appleのサービス部門の売上高に影響か

    アメリカで2020年10月〜12月に実施された調査によると、Apple TV+利用者の62%が無料トライアルによるもので、そのうち月額料金を支払って利用を継続したいと回答した利用者は3割にとどまっています。
     
    Goldman Sachsのアナリスト、ロッド・ホール氏は、Apple TV+の無料トライアルが終了した場合、Appleの製品の売上高をサービス部門に付け替える処理ができなくなる影響で、直近の業績発表でも好調が目立っているサービス部門の売上高が4%減少すると予測しています。

     
     
    Source:Apple TV+利用規約(PDF) via MacRumors
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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