iPhone12のMagSafe、ペースメーカー患者のリスクは低い〜米FDAが見解

iPhone MagSafe Apple 2020年10月イベント

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iPhone12シリーズのMagSafeなどに使用されている磁石の心臓ペースメーカーへの影響について、アメリカの米食品医薬品局が「患者へのリスクは低い」との見解を発表しました。

MagSafeのペースメーカーへの影響に見解

iPhone12シリーズに搭載されたMagSafe機構など、消費者向け電子機器の磁石が、心臓ペースメーカーに及ぼす影響について、日本の厚生労働省に相当する米食品医薬品局(FDA: Food and Drug Administration)が「患者へのリスクは低いと考えられる」との見解を発表しました。
 
FDAは、埋め込み型医療機器を使用する患者と医療従事者には潜在的リスクと、安全な距離を確保するなどの対策について認識が必要として、今後も増加が見込まれる磁石を用いた電子機器の使用にあたって患者は医師と相談することを推奨しています。
 
iPhone12のMagSafeによって、ペースメーカーが停止する可能性があるとの論文が2021年1月に医学系の学術誌Heart Rhythm Journalに掲載され、話題となりました。

Appleは安全な距離を確保するよう案内

Appleは、2021年1月に更新したサポートドキュメントで、iPhoneやMagSafeアクセサリが医療機器に影響を与える可能性について言及し、使用時は安全な距離を保つこと、医師やデバイスメーカーに相談するよう案内しています。
 
Appleは同時に、iPhone12シリーズが従来のiPhoneと比べて医療機器への磁気干渉のリスクが高いわけではない、とも説明しています。
 
 
Source:FDA (1), (2) via 9to5Mac
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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