Huawei、中国でローエンドモデルの販売を中止〜チップ不足で

    huawei nova 8 pro

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    Huaweiのスマホ事業は、トランプ政権時代に始まった禁輸措置により様々な問題に直面していますが、中国国内でのチップ不足により、ローエンドモデルがまったく販売できない状態に陥っている、と報じられています。

    ほぼすべてのモデルが在庫なしに

    地元メディアMyDriversによれば、中国Huaweiの直営店が在庫不足の問題を抱えているとのことです。従業員の話によると、Huaweiはチップ不足が原因でスマホの販売台数を制限せざるを得ない状況になっているようです。
     
    Huaweiは米国による制裁だけでなく、世界的なチップ不足にも影響を受けていると推測されます。3月にはiPhone組み立てサプライヤーとして知られるFoxconnが世界的なチップ供給不足のため出荷台数見通しを10%引き下げると発表しており、自動車メーカーもチップ不足に陥っていると過去に報じられています。
     
    Huawei直営店の従業員いわく、現在ほぼすべてのスマホモデルが在庫なしの状態になっており、在庫があるモデルでも色やカスタム設定が限られるとのことです。

    5店舗を訪れて在庫があったのは4モデルのみ

    MyDriversが5店舗のHuawei直営店を訪れたところ、すべての店舗をあわせて4つのスマホモデルしか販売されておらず、残されたデバイスの価格も変動しており、ローエンドモデルのスマホは事実上完全になくなっていたそうです。
     
    成都にあるHuaweiストアでは、学生向けだったNovaシリーズは生産が止まっており、現在最も安いモデルはNova 8 Proだったと報告されています。同モデルの在庫も限られており、3,999中国元(約6万7,700円)で販売されていたとのことです。
     
     
    Source:Gizmochina
    Photo:Huawei
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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