Apple、iPadの画面分割中のカメラ利用に必要なAPIをZoomのみに提供

Apple iPad Split View

Apple iPad Split View
 
iPadでSplit Viewを利用中にフロントカメラを利用可能にするAPIが、Zoomにのみ認められており、APIの利用申請手順が公開されていないことが分かりました。

APIの利用申請手順は非公開

Appleが、iPadマルチタスク機能Split View使用中にフロントカメラを使えるようにするAPIを、ビデオ会議サービスのZoomに提供していることをデベロッパのジェレミー・プロボスト氏が発見しました。
 
Split View使用中のフロントカメラの利用が可能なアプリは、AppleのFaceTimeのみです。
 
プロボスト氏がZoomに確認したところ、Appleは同APIを利用するための申請手順を公開しておらず、AppleがZoomに特例的に認めていたことが分かりました。
 
プロボスト氏は、APIの利用許可を得るためのプロセスが明示されておらず、特定のアプリにのみ許可されるのは、Appleの「すべてのデベロッパを平等に扱っている」という主張と矛盾するのではないか、と疑問を呈しています。

新型iPad Proのセンターフレームは他社製アプリにも対応

iPadのフロントカメラといえば、新型iPad Proには、ビデオ通話中の被写体の人物を追跡し、被写体が移動した時やフレームに他の人が入った時に自動で画角を調整する「センターフレーム」機能が搭載されています。
 
Appleはセンターフレーム機能について、FaceTime以外のビデオ会議アプリに対応すると発表しています。
 
 
Source:THINK TAP WORK via 9to5Mac
Photo:Apple
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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