SamsungのGalaxy S21シリーズ、売れ行きが昨年の3倍と大ヒット

SamsungのGalaxy S21とその箱の画像

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Samsungが1月に発表したGalaxy S21シリーズの売れ行きが、従来のモデルと比べてかなり好調です。とくに米国や韓国では、昨年のS20シリーズの3倍以上の売れ行きを初動で見せているようです。

Sペン対応や販促キャンペーン奏功

調査企業Strategy Analyticsによると、SamsungのフラッグシップモデルであるGalaxy S21シリーズの米国内販売台数は、昨年モデルのGalaxy S20シリーズと初動1カ月で比較して、3倍以上の売れ行きを見せています。またイギリスでも予約台数が新記録、お膝元の韓国でも初動1カ月の売れ行きがやはりS20シリーズの3倍と、世界各国で高い人気を集めています。
 
Galaxy S21シリーズ(Galaxy S21、Galaxy S21+、Galaxy S21 Ultra)の中で最も人気なのが、従来はNoteシリーズに搭載されてきたSペン(スタイラスペン)に対応した、プレミアムモデルのS21 Ultraです。通常よりも早い割引セールが実施されているとはいえ、米国では3モデルの中で、S21 Ultraが全体の40%を占めているそうです。この傾向は、Proシリーズが想定以上に好調なiPhone12シリーズと似ています。
 
なお、日本国内でのキャリア販売は執筆時点(3月23日現在)で公式に発表されていませんが、昨年のスケジュールに従えば、ドコモとauで通常モデルのGalaxy S21は春、ディスプレイサイズの大きいモデルは夏頃の登場になるのではないかと考えられます。

不調で事業終了と噂された過去も

同じ韓国のスマートフォンメーカーであるLGが、スマートフォン事業を終了するのではないかとの観測が出ていることを思えば、いかにSamsungが市場で健闘しているかがよく分かるというものでしょう。
 
Samsungのスマートフォン事業は決してこれまで順風満帆だったわけではなく、過去には「5年以内にスマートフォン事業を終了する」との観測が出るほどの販売不振や、Galaxy Note7の大規模リコール騒動などに見舞われてきました。
 
なお、Samsungは2021年8月半ばに、従来のNoteシリーズの代わりとしてGalaxy S21 FEを発表すると予想されています。また、折りたたみスマートフォンは2021年第3四半期(7月〜9月)のリリースとなる見込みです。
 
 
Source:Strategy Analytics via GSMArena
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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