iPhone12シリーズの好調で、2021年にiPhoneの販売記録を更新か

iPhone12 Pro Max レビュー hato

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iPhone12シリーズの好調な販売により、2021年のiPhoneシリーズ販売台数は新記録を更新し、Appleの時価総額は3兆ドルに達するのではないか、との予測が公表されました。

2015年のiPhone販売記録を更新か

シリーズ初の5G対応、大幅なデザイン変更が行われたiPhone12シリーズは、多くのユーザーの買い替え需要を喚起し、スーパーサイクルと呼ばれる波を作ると予測されています。
 
Wedbush証券のアナリスト、ダニエル・アイブス氏とストレッカー・バック氏は投資家向けメモで「現在の流れに基づく強気の予想」として、2021年のiPhone販売台数は2億4,000万台を超え、2億5,000万台に達する可能性もあるとの見方を示しています。
 
この販売台数が実現すれば、ウォール・ストリートのアナリストたちの予測する2億2,000万台を大きく上回るばかりか、2015年に達成した2億3,100万台という記録も更新することになります。
 
Wedbush証券は、アジアのサプライチェーンの動向からiPhone12シリーズの需要が堅調と報告しているほか、世界で3億5,000万台のiPhoneが買い替えの候補となっているためAppleにも予期できないアップグレードサイクルにつながる可能性もある、と予測しています。

2021年末には時価総額3兆円到達か

iPhone12シリーズの中でも、プレミアムモデルのiPhone12 Proシリーズの販売好調が、平均販売単価を押し上げる、とWedbush証券は見込んでいます。
 
特に、多くのユーザーを抱え、2021年に買い換えられるiPhoneの20%を占めると見込まれる中国市場が好調であることも、Appleの業績を押し上げる要因になるとみられます。
 
Appleの業績を左右するiPhoneの買い替え需要が好調なら、2021年末までに時価総額3兆ドル(約316兆円)に達するだろう、と予測しています。
 
Appleの時価総額は、2018年8月に1兆ドルを超え、2020年8月には2兆ドルに到達しています。

Appleの自動車業界参入は「時間の問題」

Wedbush証券は、Appleの自動車業界参入について、「Appleにとって正しい戦略」と評価し、先日のレポートと同様に、いつ参入するかという時間の問題だ、と述べています。
 
環境政策に力を入れる米バイデン政権の発足は、Appleの電気自動車参入の追い風となるとして、今後10年間で5兆ドル規模に成長する電気自動車業界でAppleが5%〜10%のシェアを獲得できれば、Appleの新たな中核事業になるとWedbush証券は予想しています。
 
 
Source:AppleInsider
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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