Appleの株式時価総額が2兆ドルに到達、米国企業史上初の歴史的快挙
海外大手メディアBloombergは現地時間8月19日に、Appleの株式時価総額が2兆ドル(約210兆円)に到達したと報じています。
史上初の2兆ドル超えの米国企業に
現地時間の8月19日に、Appleの株価は前日比約1.3%高の468.09ドルを記録し、米国株式市場開設以来、史上初めて株式時価総額が2兆ドルに到達した企業となりました。
Appleの株価は、好調な業績と5G対応のiPhoneを発売するという期待から高騰しており、世界的に株価が低迷した3月時点と比較して、約2倍の高値となっています。
2兆ドル到達というマイルストーンを達成したAppleは、世界で最も市場価値がある企業としての地位を確固たるものとしました。
昨年12月には、サウジアラビア国営石油会社のSaudi Aramcoの株式時価総額が2兆ドルに到達しましたが、その後株価を維持することはできず、現在は約1.8兆ドルとなっています。
米国企業としては、AmazonとMicrosoftが株式時価総額第2位、第3位としてAppleを追っており、それぞれ株式時価総額は約1.7兆ドルです。
パンデミックの状況でもApple株は上昇
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界経済は低迷しており、失業率は記録的な高さに上昇し、多くの国で景気後退が観測されています。
パンデミックによるロックダウンの中でもiPhoneやMac等のApple製品は消費者に支持されており、Appleの四半期業績は予想を上回る結果となりました。
Appleの株式時価総額は7月時点で既に韓国企業全体の市場価値を超過していました。現地時間7月31日に1.81兆ドルを突破し市場価値世界1位の企業となった後も、株価は上昇を続けています。
一方で、Bloombergの取材に応じたアナリストは、新型iPhoneの発売によりApple株の好感材料が出尽くす可能性を示唆しており、今後Apple株が上昇トレンドを維持できるのか、それとも下落に転じるのか注目されます。
Source:Bloomberg
(seng)