折りたたみiPhoneの製造台数を満たすだけのガラスはまだ無い〜専門家が指摘
ディスプレイ業界の内情に詳しいDSCC(Display Supply Chain Consultants)の最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏が、ここ数日話題になっている折りたたみiPhoneについて、「潜在的な需要を満たせるだけの、折りたためるガラスはまだ無い」と、Twitterに投稿しました。
Corningが開発する折りたためるGorilla Glass次第との噂も
折りたたみiPhoneが実現できるかどうかは、「Corningが、折りたためるGorilla Glassをいつ発売するか次第」だと以前より指摘されています。
Corningは現在、折りたたみスマートフォン用ガラスのサンプル品をテスト中で、2021年内に発売する可能性もあるようです。
Going to need alot of foldable glass to meet Apple's potential foldable volumes. The capacity isn't there yet. Something to watch closely.
— Ross Young (@DSCCRoss) January 16, 2021
対応ガラス登場後に、テストを実施してから実製品に採用か
Corningがまだテスト段階なのであれば、それを折りたためるディスプレイに組み込んだ折りたたみiPhoneが年内に発売されるのは厳しいと思われます。
もしも、折りたためるGorilla Glassの製品化後にプロトタイプに搭載して耐久性テストを行うのであれば、早くても2022年に間に合うかどうかだろうと予想されます。
ヤング氏が指摘したように、折りたたみiPhone用の折りたためるガラスが、需要に対応出来るとの目処が立ってからとなれば、実現までには時間がかかりそうです。
Source:Ross Young(@DSCCRoss)YouTube
(FT729)
iPhone Mania編集部
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