Apple、GaN採用で自社の電源アダプタを軽量・小型化する?

    61W 電源アダプタ

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    Appleは窒化ガリウム(GaN)技術を採用、電源アダプタを軽量・小型化する計画のようです。

    AppleがGaNパワーICを発注か

    近年、電気効率の高い半導体材料としてGaNが使われるケースが増えるとともに、この材料を用いた半導体デバイスをシリコン(Si)基板上に作成する「ガン・オン・シリコン(GaN-on-Si)」技術が注目を集めています。
     
    このGaN-on-Si技術によるGaNパワーICの代表的な企業であるNavitas Semiconductorが、Appleを含む複数企業から今年、GaNパワーICを受注する見通しだと、台湾メディアDigiTimesが伝えています。なお同社のGaNパワーIC製造には、TSMCが協力する模様です。

    GaN充電器/アダプタはすでに多くの企業が販売中

    このニュースはつまり、Appleが自社の電源アダプタをGaN技術採用により、軽量・小型化することを意味すると、米メディアMacRumorsは指摘しています。
     
    実際、RAVPowerAUKEYCIOAnkerなど、多くのアクセサリーメーカーがGaN採用で小型化した充電器/アダプタをすでに販売しています。
     
    AppleがGaN採用により小型化した電源アダプタを発売するという噂は1年近く前から流れています。アナリストのミンチー・クオ氏も2020年12月に、Appleは2021年にGaNにより小型化した電源アダプタを2機種〜3機種発売する、と予想しています。

     
     
    Source:DigiTimes via MacRumors
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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