【自腹レビュー】プラグがたためるRAV PowerのGaN採用の30W充電器

    RAVPower 「RP-PC120」 レビュー

    RAVPower 「RP-PC120」 レビュー
     
    RAVPowerから発売されたばかりの、USB Power Delivery(USB-PD)対応で最大30W出力の小型充電器、「RP-PC120」のホワイトモデルを購入したのでレビューします。

    最大30W出力、プラグがたためるコンパクト充電器

    10月4日に発売されたRAVPowerの「RP-PC120は、USB Type-C(USB-C)- Lightningケーブルを使えば、最大30W出力でiPhoneやiPad Proなどを高速充電可能な充電器です。
     
    内部の素材に窒化ガリウム(GaN)を採用することで、発熱に対処しながら、30WのUSB-C充電器として世界最小という小型軽量化を実現しています。
     
    また、プラグ部分を折りたためるのも特徴です。

    RAVPower「RP-PC120」の外観をチェック

    本体には、電源プラグを折りたたむための溝が設けられています。
     
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    USB-Cポートには「PD」の表示があります。
     
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    底面にはPSEマークも表示されています。
     
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    Apple 純正のUSB-C – Lightningケーブルを接続した様子です。
     
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    RAVPowerのブランドロゴが入る本体側面は、光沢があり中心部が少し盛り上がっています。プラグやUSB-Cポートのある周辺部は、つや消し仕上げとなっています。
     

    Ankerの30W小型充電器と比較してみた

    USB PD対応で30W出力のGaN高速充電器といえば、2019年2月に発売され、レビューでご紹介した「Anker PowerPort Atom PD 1」が思い浮かびます。
     
    本稿執筆時点でのAmazonでの販売価格は、ホワイトが3,299円、ブラックが3,499円と、価格も同じです。
     
    RAVPowerの「RP-PC120」、右が「Anker PowerPort Atom PD 1」です。最大の違いは、「RP-PC120」は電源プラグ部分が折りたたみ可能という点です。
     
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    プラグを上にして比較すると、「RP-PC120」はプラグを収納するスペースの分、本体が少し大きいのが分かります。
     
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    「RP-PC120」は側面部分に光沢があり、「Anker PowerPort Atom PD 1」はUSB-Cポート側に光沢があるデザインとなっています。
     
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    なお、iPhone11 ProやiPhone11 Pro Maxに付属する18W USB-C電源アダプタも、プラグ部分を折りたたむことはできません。
     
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    小型の高速充電器はバッグなどに入れて持ち歩くことが多いだけに、プラグがたためるのは大きなメリットと言えます。
     
    RAVPowerの「RP-PC120」と、「Anker PowerPort Atom PD 1」をコンセントに抜き差しした感触を比べると、「RP-PC120」の側面中央が少し盛り上がった形状は、コンセントから抜くときに力を入れやすい印象があります。
     
    RAVPower 「RP-PC120」 レビュー
     
    重量は「RP-PC120」が59グラム、「PowerPort Atom PD 1」が55グラムと、若干「RP-PC120」が重かったです。iPhone11 Proに同梱の18W USB-C電源アダプタは61gでしたので、30W出力でもGaN充電器は小型軽量であることが分かります。
     
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    充電速度チェック!

    「RP-PC120」の充電速度をチェックしてみました。
     
    iPhone XS Maxで試したところ、30分間でバッテリー残量40%から79%まで充電できました。この結果は、「PowerPort Atom PD 1」をテストした結果とほぼ同じです。
     
    iPhone同梱品のUSB電源アダプタ(5W)だと40%から56%だったので、高速充電の効果が際立ちます。
     
    なお、iPhoneシリーズの高速充電は最大18Wに制限されるので、iPhone11 Proに同梱の18Wアダプタを使って、同じ条件でiPhone XS Maxを30分間充電したところ、40%→79%と充電速度は同じでした。
     
    13インチMacBook Pro(2017年モデル)に接続し、システム情報で確認すると、30Wで給電されていることがわかります。
     
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    MacBook Proで、SafariとPagesとiTunesを使いながら充電したところ、30分間でバッテリー40%から52%まで充電できました。
     
    純正の61Wより充電速度は遅いものの、外出先での作業中でも充電することができます。
     
    なお、30Wの能力をフル活用するMacBook Proへの充電中は、「RP-PC120」も「PowerPort Atom PD 1」も、30分間でかなり発熱していました

    プラグがたためてコンパクトで大満足

    筆者は、MacBook Pro(13インチ)の充電用、そしてiPhone XS Maxの高速充電、モバイルバッテリーの充電のため、「Anker PowerPort Atom PD 1」を持ち歩いていました。
     
    しかし「PowerPort Atom PD 1」は電源プラグがたためないため、小型のポーチに入れて持ち歩くなど、気をつかっていました。
     
    しかし、電源プラグ部分が折りたためて小型で軽い「RP-PC120」なら、気軽に持ち運べるので助かっており、満足して使用しています。
     
     
    Source:サンバレージャパン(製品情報)
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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