auもドコモ「ahamo」に対抗?KDDI副社長「消費者を必ず満足させる」
KDDIの東海林崇副社長は12月9日、メインブランドのauでNTTドコモの「ahamo」に対抗する料金プランを検討していることを示唆する発言をしました。ただし、具体的な提供内容については明言を避けています。
提供ブランドは不明、詳細は「これから詰める」
KDDIの東海林副社長は、5Gを含むデータ通信の使い放題にAmazonプライムサービスをセットにした新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」や、5Gエリア拡大に向けた利用周波数の拡大などを発表しました。
発表の後、NTTドコモが発表した20GBで2,980円の新料金プラン「ahamo」について報道陣から問われた東海林副社長は、「消費者が満足するプランを必ず出していく」として、新料金プランを検討中であることを示唆した、と日本経済新聞などが報じています。
ただし、新料金プランの提供については、メインブランドのauか、サブブランドのUQ mobileか、新しいデジタルブランドかは「分からない」と語ったほか、詳細については「今後詰める」と、明言を避けています。
サブブランドでの値下げには総務大臣が猛批判
KDDIは、携帯電話料金の値下げを重要政策として掲げる菅義偉政権の求めに応じる形で、10月28日にサブブランドのUQ mobileから20GBで月額3,980円の「スマホプランV」を発表しました。
同日、ソフトバンクもサブブランドのY!mobileから20GBで月額4,480円の「シンプル20」を発表しています。
しかし、武田良太総務大臣はサブブランドからの新料金プランについて、移行に手間と手数料がかかることを「羊頭狗肉」と手厳しく批判したほか、KDDIの高橋誠社長が「国に携帯料金を決める権利はない」などと語ったことについて、「非常にがっかりした」「公共性というものを考えてほしい」と憤慨していました。
12月に入るとNTTドコモが、各種手続きをWebで完結させることでコストを抑え、既存契約者の移行手数料を無料化した新料金プラン「ahamo」を発表し、KDDIとソフトバンクの対応が注目されています。
Source:日本経済新聞
(hato)