M1チップ搭載MacBook AirとProの分解画像をiFixitが公開

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ガジェットの分解レポートを公開しているiFixitが、M1チップを搭載したMacBook AirMacBook Proを分解、それぞれのモデルをIntelプロセッサ搭載モデルと比較し、報告しました。

M1チップ搭載MacBook Airに、より大きな変化

iFixitは、M1チップを搭載したMacBookの内部構造において、冷却ファンを装備しなくなったMacBook Airの変化が大きいと記しています。
 

MacBook Air内部全体像

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上記画像がIntelプロセッサ搭載MacBook Air、下記画像がM1チップ搭載MacBook Airです。
 

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内部構造で最大の変化は、M1チップ搭載MacBook Airには、冷却ファンが搭載されていない点です。

ロジックボードを比較

 
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冷却ファンを取り除いた状態のロジックボードは、Intelプロセッサ搭載モデルとの違いもあまりなく、修理手順への影響も少ないとiFixitは報告しています。冷却ファンがなくても、M1チップ搭載モデルは発熱が少なく、故障する可能性がある部品が減ったことをiFixitは評価しています。
 

MacBook Pro内部全体像

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上記画像がIntelプロセッサ搭載MacBook Pro、下記画像がM1チップ搭載MacBook Proです。
 
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MacBook Proの内部構造において、Intelプロセッサ搭載モデルとM1チップ搭載モデルの違いはMacBook Airよりも更に少なく、周辺チップなどがもっと統合されていると予想していただけに、意外だとiFixitは記しています。両モデルでは、ヒートパイプと冷却ファンの構成に多少の違いがありますが、内部は似ています。
 
M1チップを搭載したMacBook AirとMacBook Proを比べれば、同じディスプレイサイズ、同じM1チップ、実行するOSも同じであることから、iPhone12とiPhone12 Proのように、将来的に同じ部品を搭載するようになるかもしれないと、iFixitは予想しています。

冷却機構

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M1チップ搭載MacBook Proは、冷却ファンが動いても、動作音は静かであることが報告されています。

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iFixitは、「M1チップ搭載モデルの冷却ファンとヒートパイプに新たな冷却機構が採用されている可能性があるが、現段階では両モデルの冷却ファンは良く似ている」と記しています。

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上記画像左側がM1チップ搭載MacBook Proの冷却ファン、右側がIntelプロセッサ搭載モデル用の冷却ファンのようですが、ほぼ同じものに見受けられます。
 

M1チップ

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M1チップには8コアGPUモデルと、7コアGPUモデルが用意されており、8コアGPUに不良コアが1コアあっても、MacBook Airの7コアGPUモデル用に有効活用されています。
 
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M1チップ搭載MacBook Pro用ロジックボード

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上記画像が、M1チップ搭載MacBook Proのロジックボード表面です。
 
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こちらの画像が、ロジックボード裏面です。
 

M1チップ搭載MacBook Air用ロジックボード

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上記画像が、M1チップ搭載MacBook Airのロジックボード表面です。
 
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こちらの画像が、ロジックボード裏面です。
 

ロジックボードに搭載されている部品

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iFixitは、M1チップ搭載MacBookのロジックボードに搭載されているのが確認された部品を下記の通り報告しています。
 

  • Apple M1 SoC(メインダイ + Hynix 4GB LPDDR4X 4266MHz メモリモジュール、2個)
  • Intel JHL8040R Thunderbolt 4 Retimer(2個:Thunderbolt 4 エクステンダー/リピーター)
  • (Western Digital製らしき)SDRGJHI4 – 128GBフラッシュメモリ(ストレージ用、2個)
  • Apple 1096 & 1097 – (電源管理用ICか)
  • Texas Instruments CD3217B12 – USBおよびPD用IC
  • Apple USI 339S00758 – Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.0モジュール
  • Winbond Q64JWUU10 – 64MB シリアル・フラッシュメモリ
  • ルネサス 501CR0B
  • Intersil 9240H1(Intelプロセッサ搭載13インチMacBook Pro・2019年モデルにも搭載)
  • National Semiconductor 4881A07
  • Siliconix 7655 – 40A バッテリー MOSFET

 
iFixitによれば、M1チップ搭載MacBook Proの電源部は強化されており、「NXP PCAL6416AHF(L16Aの表示)– I2C / SMB、 I/Oエキスパンダー」が2個搭載されているとのことです。
 
M1チップには、T2チップがこれまで担ってきたセキュリティ及び暗号化関連の役割も統合されているようで、両モデルにはT2チップが搭載されていないようです。
 
 
Source:iFixit
(FT729)

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