M1搭載Mac miniとIntelプロセッサ搭載Mac miniに多くの違い
Appleが現地時間11月11日のイベントで発表したAppleシリコン「M1」を搭載するMac miniは、Intelプロセッサ搭載モデルと比較して、接続と拡張性、通信機能、ディスプレイ出力など多くの点で違いがあるようです。
併売モデル間で機能に違い
Mac miniの通信機能や接続と拡張性、ディスプレイ出力などにおいて、M1チップ搭載モデルと、Intelプロセッサ搭載モデルでは選択できるオプションや構成、機能が異なるようです。重量も、M1搭載Mac miniが100グラム軽くなっています。
M1搭載Mac mini
M1搭載Mac miniの筐体カラーはシルバーのみで、重量は1.2キロと、Intelプロセッサ搭載モデルよりも100グラム軽くなっています。また、通信機能の面では、802.11ax Wi-Fi 6ワイヤレスネットワーク接続に対応していますが、10Gb Ethernetオプションが選択出来ないなどの違いがあります。
テック系メディアiMoreは、M1チップは何らかの理由で10Gb Ethernetをサポートしないのだろうと推測しています。
接続と拡張性の点で、M1搭載モデルの外部接続端子は2つのThunderbolt / USB 4ポートと、2ポート減少しています。
Intelプロセッサ搭載Mac mini
Intelプロセッサ搭載Mac miniの筐体カラーはスペースグレイのみで通信機能の面では、Wi-Fiは802.11ac、Ethernetでオプションの10Gb Ethernetが選択可能と異なります。
Intelプロセッサ搭載モデルの外部接続端子は、4つのThunderbolt 3(USB Type-C)ポートを採用しています。
ビデオのサポートにも違い
ビデオのサポートに関しても、M1搭載Mac miniはThunderbolt経由で接続した最大6K解像度出力に対応しますが、Intelプロセッサ搭載モデルは最高でもThunderbolt 3経由で接続した5,120 x 2,880ピクセル解像度の出力しかサポートしません。
ただし、M1搭載Mac miniではeGPUがサポートされないと、AppleInsiderが報告しています。同メディアによれば、eGPUをサポートしないのはM1搭載Mac miniだけではなく、同じくM1を搭載する新型13インチMacBook Pro、新型MacBook Airも同様のようです。
Source:Apple, 9to5Mac, AppleInsider, iMore
(FT729)