Snapdragon 875の新ベンチマークスコア登場〜865から25%性能向上か

    qualcomm snapdragon 875

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    Android向けの次世代チップSnapdragon 875とされるベンチマークスコアが新たに登場し、ライバル端末のチップを大きく引き離す高数値を叩き出しています。

    前モデルから約25%のスコア上昇

    Qualcommが12月1日に発表する予定のSnapdragon 875は、2021年のハイエンドAndroidスマートフォンを中心に搭載される見込みで、次世代スマートフォンのパフォーマンスに大きく関わってきます。
     
    そんなSnapdragon 875のベンチマークスコアが新たにAnTuTuで公開されています。一般的にベンチマークスコアとデバイスのパフォーマンスは比例しており、数値が高ければ高負荷のかかる作業もスムーズに処理できると考えられています。
     
    公開された画像では、コードネームが「Lahaina」で、AnTuTuスコアが847,000点を記録していることが分かります。
     


     
    Snapdragon 865は最大で663,000点なので、今回登場したスコアが正しければ、Snapdragon 875は25%ほどの性能向上が見込めることになります。
     
    なお、iPhone12のA14は565,000点、HuaweiのKirin 9000は696,000点、Samsungの他ベンダー向けチップExynos 1080は693,600点となっています。

    ストレージ規格がスコアを押し上げている可能性

    興味深いことに、現在AnTuTuのベンチマークスコアランキングはSnapdragon 865を搭載したスマートフォンが上位を独占しています。
     
    本来であれば、最大動作周波数が10%上昇し3.1GHzとなったSnapdragon 865 Plusを搭載したモデルがランクインしていてもおかしくないのですが、AnTuTuによると、RAMや内蔵ストレージも最終的なスコアに関係してくるとのことです。そのため、新ストレージ規格UFS 3.1がスコアの押し上げに寄与しているのではないか、とニュースサイトGSMArenaはみています。
     
    iPhone12はUFSとは異なるストレージ規格であるNVMeを採用していますが、2021年登場予定のiPhone13ではUFS 3.1のSamsung製内蔵ストレージを採用するとの見方もあります。
     
     
    Source:Twitter-yabhishekhd,GSMArena
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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