Samsungの2020年第3四半期決算、スマホ好調で過去最高の売上高記録

    samsung ロゴ

    samsung ロゴ
     
    Samsungは29日、2020年第3四半期(7月〜9月)の決算を発表しました。営業利益は前年同期比で約59%増となり、過去最高の売上高を記録しました。

    スマートフォン販売が好調

    Samsungの第3四半期における営業利益は前年同期比59%増の12兆3,500億ウォン(約114兆円)、純利益は前年同期比52%増の9兆2,700億ウォン(約85兆円)となり、いずれも大幅躍進となりました。同社の第3四半期決算をバラ色にしたのは、なんと言ってもメモリーなどの半導体に加え、スマートフォン部門の好調ぶりでしょう。
     
    米政府によるHuaweiの市場締め出しの恩恵を大きく受け、スマートフォン販売は前年同期比50%増と大きく飛躍しました。出荷台数は8,800万台となりました。
     
    2015年には「Samsungは5年以内にスマートフォン市場から撤退する」との予測も出ていたことを思うと、Galaxyシリーズの好調ぶりは目を見張るものがあります。Bloombergのアナリストも「Samsungはスマートフォン出荷の回復を受け、引き続き予想よりも力強い利益を発表する可能性がある」と指摘、今後も同部門がグループの成長を牽引していくと予測しました。

    第4四半期はブレーキ濃厚

    ただし、第4四半期(10月〜12月)も同じように順風満帆な成長が見込めるとは限りません。
     
    Huaweiへの制裁が9月から本格化したため、収益の主力を担ってきた半導体部門の勢いが損なわれると予想されています。またSamsungが強い存在感を放っているDRAMの市場価格下落も懸念されています。
     
    また、iPhone12シリーズの登場でディスプレイ部門は好調な伸びが期待できる一方、スマートフォン部門は厳しい競争に晒されるため、マーケティング費用の増大も必至です。
     
     
    Source:Bloomberg,Reuters,聯合ニュース
    (kihachi)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次