NASAがNokiaと協力し月に4G通信網整備へ〜月面でiPhoneが使える日も?

flickr フリー素材 月 moon

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NokiaがNASAと協力し、月面上に4G通信網を敷く計画を推進することが分かりました。NASAのプロジェクトはNokia以外にも複数企業との同時進行となっており、最終的なゴールは2028年が予定されています。

定住するための一大プロジェクト

iPhoneが5G通信に対応したことで、世界中のキャリアが一挙に5Gへと舵を切ることが予想されますが、地球外ではまもなく4G LTE通信が可能になりそうです。NASAがNokiaのBell研究所と提携し、1,410万ドル(約14億8,000万円)を投じて月に4G通信の基地局を設けるつもりであることが分かりました。
 
人類定住プロジェクトを手掛けているNASAは、合計3億7,000万ドル(約390億円)の予算を組み、リモート操作、極低温冷凍、ロボット技術、安全着陸などの研究開発を複数企業と合同で行っています。このうちの一つが月面での4G通信です。基地局は真空や極端な温度に対応する特別仕様となる見込みです。
 


 
間違ってもセルフィー(自撮り)のやり取りを目的として基地局を設けるのではありません。4G通信網を敷くことによって、NASAは距離、速度面、信頼度においてより質の高いコミュニケーションが可能になると述べています。無線やナビゲーション、動画のやり取りなど、4G通信によって様々な可能性が拓けます。

AppleとNASAの知られざる関わり

ちなみに、AppleもNASAとの関わりを持っています。
 
2016年にはNASAの無人探査機「Juno」から送られてくる木星の映像をベースに、Appleがショートフィルムを作成しました。また、拡張現実(AR)自動運転車の開発を推し進めるため、元NASAの技術者を雇用していることも明らかになっています。
 

 
将来的には月でもiPhoneを使ったコミュニケーションが可能になるのでしょうか。
 
Source:Mashable,CNN
Photo:Flickr-Bernal Saborio
(kihachi)

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