Apple、NASAで名を馳せたAR技術のスペシャリストを新たに雇用
NASAでAR(仮想現実)技術のエキスパートとして知られるジェフ・ノリス氏を、Appleが新たに雇い入れたことが分かりました。ARやVR(拡張現実)については、iPhone8より本格的な対応が噂されています。
NASAでAR技術を開発してきた人物
ジェフ・ノリス氏は、AR/VRを通して宇宙空間で宇宙船やロボットのコントロールを行う技術を、NASAで開発してきた人物です。同氏の指揮下にあったNASAのラボは、Microsoftの開発するHoloLensやARヘッドセットにソフトウェアなどの提供を行ったこともあります。
Bloombergに事情通が明かしたところによれば、Appleで新たにシニアマネージャーとして雇われたノリス氏は、マイク・ロックウェル氏のARチームに配属されるようです。このチームは、年内には製品化されるとも言われているARグラスを開発していることでも知られています。
また、2016年10月には、スマートグラスを商品化している企業からヘッドマウントディスプレイやカメラ、イメージセンサーを専門とする人物を引き抜いたことも分かっており、こうしたARに関係する人事の活発化が、AR時代の本格的な登場が近づいていることを予感させてくれます。
iPhone8のカメラの形状に注目
例えば、2017年にリリースが予定されている次世代iPhoneシリーズのうち、プレミアムモデルに位置づけられるiPhone8は、デュアルカメラがこれまでにない「縦型」になると言われています。
これはiPhoneを横向きにしてヘッドセットに挿入することを念頭にしているとされており、新iPhone登場に前後してAppleが純正ヘッドセットをリリースする可能性もあります。
Source:Bloomberg
Photo:Flickr-Visualpun.ch
(kihachi)