3カ月で950件!ワイヤレスイヤホンを線路に落とす人が急増中
日本経済新聞は10月18日、近年、線路等でワイヤレスイヤホンを落とす事例が急増しており、東日本旅客鉄道(JR東日本)が注意喚起を行っていると報じています。
線路に落とす事例が多発
JR東日本は、東京支社管内だけで、2020年7月~9月の3カ月間でワイヤレスイヤホンが線路に落下した事例が約950件発生したと発表しています。JR東日本の他支社や、他の鉄道会社での落し物を含めると、膨大な数のワイヤレスイヤホンが線路に落下していると思われます。
ワイヤレスイヤホンは非常に小さく、駅に常備してあるマジックハンド等ですぐに拾うことが困難なため、駅員が終電後に捜索を行うなど、持ち主に戻るまで多くの時間を要しています。
日経新聞によると、ワイヤレスイヤホンが線路への落下物の約4分の1を占めており、JR東日本にとって課題の一つとなっています。
JR東日本東京支社は、11月からSNSを通じてワイヤレスイヤホン落下防止の注意喚起キャンペーンを実施する予定で、万が一線路に落とした際には絶対に線路に下りず、駅員に連絡するよう呼び掛けています。
今後、ワイヤレスイヤホンの落下が増加する可能性?
日経新聞によると、ワイヤレスイヤホンはiPhone7でイヤホン端子が廃止されたこと等がきっかけで普及したと言われています。
Appleは10月14日のiPhone12シリーズ発表以降、iPhoneへのEarPods同梱を廃止しており、AirPods等のワイヤレスイヤホンの需要増が見込まれています。
今後、ワイヤレスイヤホンの利用者が増えることで、線路にワイヤレスイヤホンが落下してしまうリスクも増加するため、注意が必要です。
Source:JR東日本東京支社 via 日本経済新聞
(seng)