Appleのマップアプリ用情報収集車両と作業の詳細が判明

    Apple Car

    Apple  Car
     
    Appleは世界各国でマップアプリのアップグレードを進めています。先日、日本でもApple版ストリートビューとも呼ばれるLook Aroundがサービスインしましたが、このサービスにも使われている情報収集用の車両と情報収集作業の詳細が判明しました。

    LiDARセンサーを搭載

    Appleのマップアプリは日々情報を追加して進化していますが、その情報収集に当たるのがマップアプリ専用の自動車です。スバルのインプレッサを改造した専用車両にはカメラとセンサーが搭載されており、これらから得られた情報を搭載されたMacBook Proで解析し、さらに事後に統合することでLook Aroundを作り上げています。
     


     
    車両に搭載されているセンサーはレーザー光線で空間認識を行うLiDARセンサーであり、かなり精密な測定が行われていると推測されています。ちなみにLiDARセンサー最新のiPad Proにも搭載されており、iPhone12の上位モデルにも搭載されると噂されています。

    作業の詳細も判明

    マップアプリ用の情報収集車には2人で乗車し、運転手とオペレーターが作業を担当します。オペレーターはiPadを用いて、情報を集める道を案内します。情報収集が完了した道には緑の線が引かれ、道路が「工事中」だったり「私有地」だったりする場合はオペレーターが地図上にピンを刺して注釈を付け加えます
     
    作業はLiDARセンサーが誤作動を起こしにくいように、太陽がある程度昇ってから始められ、夕方もそれほど太陽が低くならない時間に終了します(太陽が仰角30度以上にある時間帯とされます)。また作業は天候の良い時間のみに行うとされ、Look Aroundの画像が乱れないように工夫されています。
     
    Apple iPhone マップ LookAround
     
    こうした作業の結果、日本では先日からLook Aroundが利用可能になりました。ただ対応エリアはまだ狭く、さらにエリアを広げるべく今後も専用車両、さらには徒歩での情報収集は続けられると考えられ、情報収集作業が目撃される回数も増えるのではないかと予想されます。
     
     
    Source:9to5Mac
    (KAZ)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次