2020年6月25日05:01公開
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Apple、超広帯域無線の空間認識機能を活用する「U1チップ」を開発者へ開放
iPhone11シリーズ内蔵のU1チップは、超広帯域無線(UWB)の空間認識機能を活用し、U1チップを持った他のApple製デバイスの場所を正確に認識できます。「リビングルームほどの空間で機能するGPSのよう」とも謳われるU1チップですが、Appleは新たな開発フレームワーク「NearbyInteraction」を公開し、同チップを開発者へ開放しました。
U1チップで新たなAR体験などが可能に
U1チップを搭載するデバイス同士では、互いの端末の位置や動きが手にとるようにわかるので、これまでになかったようなデバイス間のインタラクションが可能になります。
Appleは、開発フレームワーク「NearbyInteraction」のページ上に新たなユーザー体験の例を3つ挙げています。
- バーチャルの水風船を互いのデバイスの中に投げ合うマルチユーザー拡張現実(AR)体験
- マッチングが向上するためタクシーやライドシェアアプリで運転手と乗客が互いの正確な位置を把握
- 互いのデバイスの動きでパドルを操作しボールを打ち合うポンのようなゲーム
NearbyInteractionを機能させるには、毎回ユーザーの許可が必要になります。セッションごとにランダムな識別子が生成されるようになっています。
Source:Apple via MacRumors
(lexi)
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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