iPhone12に5GモデムSnapdragon X60搭載?台湾メディア報道

    Qualcomm Snapdragon X60

    Qualcomm Snapdragon X60
     
    iPhone12」に搭載されるA14プロセッサと、Qualcommの5G対応モデムチップ「Snapdragon X60」の生産を、TSMCが開始すると台湾メディアDigiTimesが報じています。

    これまで有力視されていたのはX55

    初の5G対応となる「iPhone12」に搭載されるモデムチップは、Qualcommの「Snapdragon X55」が採用されるとの見方が有力で、著名アナリストのミンチー・クオ氏もX55の搭載について予測しています。
     
    しかし、DigiTimesは業界関係者からの情報として、「TSMCは2020年のiPhoneに採用されるA14とX60モデムチップの、5nmプロセスルールでの生産を6月中に開始する」と報じています。

    「iPhoneのために作られた」X60モデムチップ

    2020年2月に発表されたSnapdragon X60は、ミリ波とサブ6GHzの両方の帯域に対応したモデムチップで、高速・低遅延通信と広いカバー範囲、高い電力効率を兼ね備えているのが特徴で、iPhoneのために作られた、とも言われています。
     
    Qualcomm Snapdragon X60
     
    ただし、QualcommもX60を搭載したスマートフォンの発売は2020年初めになると述べていることから、DigiTimesの報道は割り引いて受け止めた方が良さそうだ、と米メディアMacRumorsは報じています。

    「iPhone12」は全モデル5G対応か

    2020年発売の「iPhone12」は、3サイズ4モデルの発売が予測されており、全モデルが5Gに対応すると予測されています。
     
    Appleは、Qualcommと知的財産権をめぐる訴訟合戦を続けていましたが、AppleがQualcommに最大47億ドルを支払って和解しました。
     
    AppleがQualcommと和解した目的は、5Gの研究開発で先行するQualcommのモデムチップをiPhoneに搭載するためとみられています。
     
     
    Source:MacRumors
    Photo:Qualcomm
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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