Apple、目の動きの追跡に関する特許を独企業から買収

視線トラッキング

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Appleが2017年に視線制御技術を開発する独企業「SensoMotoric Instruments(SMI)」を買収していたことが、公開された特許出願から明らかになりました。

2017年の買収報道が事実であったことが判明

AppleによるSMIの買収は2017年にすでに報じられており、Appleは米メディアAxiosに対して事実であると認めていました。今回特許に記載された情報から、買収が実際に起こったことであると確定しました。
 
1991年創業のSensoMotoricは、眼の動きを追跡するさまざまなハードウェアおよびソフトウェアを開発しており、仮想現実/拡張現実(VR/AR)、車載システム、医療リサーチ、認知トレーニング、言語学、神経科学、体育、生体力学、心理学など、様々な分野でその技術が使用されてきました。
 
同社のアイトラッキング技術は、ユーザーの自然な眼の動きをリアルタイムで追跡し、最高120Hzのレートでサンプリングが行えるとされていました。
 
公開された特許出願には、すべての装置に定期的に目を通す必要があるヘリコプターパイロットなどの視線データを収集することも可能と記載されています。
 
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AppleはARヘッドセット関連の技術を複数開発

昨年11月、AppleはValveと共にARヘッドセットの開発を行うと台湾メディアDigiTimesが伝えており、早ければ2020年下半期にもデバイスが登場するとの噂もあります。
 
米国特許商標庁(USPTO)が公開した特許から、AppleはARヘッドセットに関連する技術を複数開発していることが明らかになっています。
 
 
Source:Patently Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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