Appleが「iPhone12」に向け前年比4%増産〜日経報道
Appleが2021年3月までに、前年比4%増となる約2億1,300万台のiPhoneを製造する計画であることが分かった、と日本経済新聞が報じています。発表されたばかりのiPhone SEと、秋の5G対応「iPhone12」が半々となる模様です。
iPhone SEと「iPhone12」は半々
日本経済新聞は、複数のサプライヤー関係者からの情報をもとに、Appleが2021年3月までの1年間で、約2億1,300万台のiPhoneを製造する計画だと報じています。
高性能な廉価モデルiPhone SEと、秋の発売が見込まれる5G対応モデル「iPhone12」の割合は50対50になる、と日本経済新聞に情報を提供した人物は語っています。
本当の理由は部品の供給不足回避か
Appleは新型コロナウイルスの影響で2020年1月〜3月期の業績が予測を下回ると発表しているほか、3月中旬からは、中華圏以外のApple Storeを一時閉店しています(韓国の「Appleカロスキル」は4月18日に営業再開)。
スマートフォンの需要が冷え込む中、強気と見える生産計画を立てるのは、5G対応iPhoneに必要な一部の部品の供給不足が懸念されるためで、「iPhone12」量産のタイミングで部品不足になるのを防ぎたい考えがある模様です。
サプライヤーには慎重な意見も
Appleからサプライヤーへの正式な発注は5月から6月になるとみられますが、生産計画について、慎重な見方をするサプライヤーもあります。
「実際の発注は10%〜20%少ないのではないか」と予測するサプライヤーや、「秋から年末の商戦期に十分な在庫を確保するために多めに製造させておき、調整するのではないか」と語るディスプレイメーカーの担当者もいます。
Source:日本経済新聞
Photo:Jonas Daehnert/Twitter
(hato)