新コロのFoxconnへの影響が明らかに〜2020年1月〜3月期の収益は12%減

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iPhoneの組み立てを担う台湾Foxconnは、新型コロナウイルスの影響を最も受けた2020年第1四半期(1月〜3月)の収益は、対前年同期比で12%減となる9,297億台湾ドル(約3兆3,584億円)となったことを明らかにしました。

2月の収益は7年間で最大の下落を記録

Foxconnの中国の生産施設が新型ウイルスの影響を受け始めた時期は、旧正月である春節とちょうど重なりました。1月25日からの休暇で多くの従業員たちが故郷に帰っていましたが、生産施設の稼働再開が予定されていた2月上旬の時点で工場のある深セン市や鄭州市に戻ってこられない状況が発生し、復帰率は30%〜50%にとどまりました
 
2月の終わりまでに生産施設の稼働再開率50%を目指していたFoxconnですが、2月の収益は7年間で最大の下落を記録し、対前年同月比で18.1%減となりました。
 
3月末までの通常営業の再開を計画していたFoxconnでしたが、3月末の時点でiPhone12の生産に必要な従業員数を確保することに成功し、4月1日には今年秋のデバイス発売に向けて準備は滞りなく行われていると報じられました。

3月に売上を持ち直したFoxconn

Foxconnの2020年3月の収益は、対前年同月比で7.7%減となる3,477億台湾ドル(約1兆2,553億円)となりましたが、前月の2月と比べて大きく持ち直しています。
 
結果として、1月〜3月の収益は対前年同期比で12%減となるにとどまりました。
 
 
Source:Reuters via 9to5Mac
Photo:Foxconn
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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