今から44年前の4月1日、Appleが誕生した

    Apple ロゴ

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    2020年4月1日(現地時間)で、Appleは創業45年目(44周年)を迎えました。破綻寸前から時価総額1兆ドル(約107兆円)企業へ、iPodやiPhoneなどの大ヒットと、Appleを象徴する出来事は枚挙に暇がありません。

    創業者は3人いた!

    今から44年前の1976年、Appleはスティーブ・ジョブズ氏とスティーブ・ウォズニアック氏、そしてロナルド・ウェイン氏の3人で設立されました。
     
    このうちロナルド・ウェイン氏について多く語られることはありませんが、創業時にはAppleの株式の10%を保有していました。しかし創業から12日後、持ち株を800ドル(約86,000円)で処分、給料を1,500ドル(約161,400円)貰うと、会社を去ってしまいます。
     
    Appleの時価総額は1兆ドルを超えているため、仮に10%の株を今に至るまで持ち続けていたら、それだけで10兆円超の資産を有していた計算になります。
     
    「当時はそれが最善の選択だった」「後悔はない。死ぬまで答えは変わらない」と語るウェイン氏は2020年も存命で、5月に86歳の誕生日を迎えます。ちなみに2017年の時点では、iPhoneを含むApple製品を所有していませんでした。

    Appleを代表する数々の大ヒット商品

    Appleは、数多くのヒット商品を世の中に送り出してきました。
     
    同社を代表する製品を3つ挙げるとするならば(異論もあるでしょうが)、コンピュータのApple Ⅱ、音楽プレイヤーのiPod、そしてスマートフォンのiPhoneではないでしょうか。
     
    Apple Ⅱ
     
    Apple Ⅱは1977年、1,298ドル(約139,600円)で発売されました。一部の技術者向けではなく家庭向けとして売り出したことで大きくヒット、コンピュータのあり方を大きく変えたと言われています。
     
    その後、Appleは経営が行き詰まり破綻寸前にまで陥りましたが、スティーブ・ジョブズ氏が復帰し98年にiMacをリリースすると、“第二の春”が始まります。
     
    iPod classic
     
    次なるヒット商品はなにか――注目の集まる中、2001年に登場したのがiPodでした。企画からわずか10カ月で出荷された、このmp3プレイヤーがいかにヒットしたかは、2005年〜2006年にかけてApple最大の収益源だった事実を示すだけで十分でしょう。
     
    そして、なんと言ってもAppleを象徴するのが、2007年に登場したiPhoneです。
     
    初代iPhone Sensor Tower
     
    もはや改めて多くを語る必要はないでしょうが、iPhoneの登場によって、業界の勢力図は一気に塗り替わりました。
     
    iPhone登場以前にスマートフォン業界を席巻していたBlackBerryやNokiaは現在、スマートフォン生産を終了し、ライセンス提供に切り替えています。Motorolaは現在もスマートフォンを精力的にリリースしていますが、Lenovoの100%子会社となっています。
     
    今後登場する次世代製品としては、Apple CarApple Glassesなどが噂されていますが、創業50年目には一体どんなデバイスで市場を席巻しているのか、夢が膨らみますね。
     
     
    (kihachi)

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