Apple、中国に加え韓国とイタリアへの出張を制限。新製品開発に遅れも?

Apple ロゴ 2018年10月イベント

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Apple新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止のため、従業員に対して韓国とイタリアへの出張を禁止したことが分かりました。新製品開発などに遅れが生じる可能性もあります。

中国に加えて韓国とイタリアへの出張も制限

Appleは、新型コロナウイルス対策として、従来から制限していた中国に加えて、韓国とイタリアへの出張制限を従業員に周知した、とAppleの社内文書を入手した米メディアBloombergが報じています。
 
従業員向け文書では、電話やビデオ通話を活用して対面での会議を避け、出張は延期するか中止することを求めています。
 
出張が例外的に認められるのは、担当副社長が緊急度と重要度が高いと認めた場合に限られます。

韓国サプライヤーでは工場の一時閉鎖も

イタリアにあるAppleの主要サプライヤーは、半導体製造・販売のSTMicroelectronicsの1社ですが、韓国にはSamsungをはじめ多くの主要サプライヤーがあります。
 
最近では、iPhoneのカメラモジュールを供給するLG Innotekの従業員に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、工場が一時閉鎖を余儀なくされており、秋発売の「iPhone12」のカメラ製造への影響が懸念されています。

中国への出張制限で「iPhone12」開発に遅れ

Apple最大のサプライヤーであるFoxconnの主力工場は、試作品を検査するAppleの従業員が出張できないため、2月中旬の時点で「iPhone12」の試作プロセスに遅れが出ていると報じられています。
 
Foxconnは、工場従業員を確保できずにいましたが、3月中には通常どおりの生産体制を回復できる見込みと伝えられています。
 
 
Source:Bloomberg, MacRumors
(hato)

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