中国のAppleサプライヤーがウイグル人の強制労働に関与していたことが判明

    iphone11 pro

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    中国政府から迫害を受けているウイグル人の人々が、Appleサプライヤーを含む中国企業で強制労働させられている、と英The Independent紙が伝えています。

    Appleデバイスのディスプレイ生産企業も強制労働に関与か

    The Independent紙の報道によれば、中国政府によるウイグル人の強制労働に関与しているサプライヤーには、Nike、Dell、Volkswagenなどの米大手ブランドの取引先が含まれており、中国のAppleサプライヤーであるBOEO-Filmもリストアップされていることがわかりました。
     
    BOEは、AppleデバイスのLCDを生産しており、MacBookとiPadのディスプレイ供給においてAppleとの関係を強めつつあるとされています。
     
    韓国メディアは先日、BOEはApple専用のOLEDモジュール生産ラインを設置するために投資を行い、四川省に位置する同社の「B11 OLED」工場内に、新たに10のモジュールラインを建設予定、と報じたばかりで、2021年のハイエンドiPhoneモデルに同社のディスプレイが採用されるともいわれています。
     
    O-FilmはAppleハードウェアの様々なカメラモジュールを供給しており、iPhone11 Proの自撮りカメラや、背面カメラのレンズの一部を生産していることで知られています。

    Appleは声明を発表

    The Independentの報道に対して、Appleの広報担当者が声明を発表しました。
     

    Appleは、サプライチェーンのすべての人々が尊厳と敬意を持って扱われることに専念しています。この報告書にまだ目を通していませんが、サプライヤーと綿密な連絡を取り合い、高い基準が維持されることを保証します。

     
    中国政府によるウイグル人迫害の事実は、昨年17歳のアメリカ人の少女が美容関連の動画と見せかけて公開したTikTokの暴露動画により多くの人々に知れ渡ることとなりました。少女のTikTokアカウントは一時的に利用停止となりましたが、その後復活したことがわかっています。
     
     
    Source:The Independent via 9to5Mac
    (lexi)

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