中国政府のウイグル人収容所について暴露した少女のTikTokアカウントが復活
17歳のアメリカ人少女は現地時間の11月23日、中国政府が無実のウイグル人を強制収容所で拘束している、と動画共有プラットフォームTikTok上で暴露しました。その後、彼女のアカウントは一時的に利用停止となりましたが、すでに復活したと報じられています。
美容関連の動画と見せかけて中国政府を非難
TikTokにフェローザ・アジズさんが投稿した動画は、ビューラーを使ったカールしたまつ毛の作り方を紹介するところから始まりますが、その後「使用しているスマホで、今中国で何が起きているのかを調べてください。強制収容所に無実のイスラム教徒の人々が拘束されています」と突然中国政府の行っていることを暴露する内容に切り替わります。
アジズさんがこの動画は、TikTokで49万8,000以上のいいねを獲得しましたが、その後彼女のアカウントは利用停止となりました。
TikTokは中国政府による検閲はなかったと主張
TikTokは11月27日、公式Webサイトのブログでアジズさんのアカウントが利用停止となった理由を明らかにしました。
彼女のアカウントが一時的に利用停止となったのは、彼女が別のアカウント(@getmefamousplzsir)で、ウサーマ・ビン・ラーディンの画像を含む動画を投稿していたためと、TikTokは説明しています。
ウイグル人収容所について暴露する動画は、アジズさんの新しいTikTokアカウント(@getmefamouspartthree)から投稿されましたが、ウサーマ・ビン・ラーディンの画像を含む動画の投稿によって利用停止となったアカウント(@getmefamousplzsir)と同じデバイスに紐付けられていたため、ガイダンスに違反したコンテンツを配信したアカウントとの判断から利用停止になった、とTikTokは説明しています。
アジズさんの動画自体が一時的に削除されたことについては、「人的ミス」が原因であるとしています。
現在では、アジズさんのアカウント(@getmefamouspartthree)は復活し、投稿された動画も再び視聴可能となっています。
Source:TikTok via CNBC
(lexi)